コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ハリール Al-Khalīl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハリール
Al-Khalīl

ヘブライ語ではヘブロン Hebron。ヨルダン西部地方,ユダヤ高原にある都市。エルサレムの南南西約 30kmにあり,標高 930mに位置する。 1950年以来ヨルダン領とされ,ハリール県の県都であったが,67年以降イスラエルの占領下にある。世界最古の都市の一つで,アブラハムと妻サラの埋葬地として有名で,そのほかイサク,ヤコブ,ダビデ王などとの関係により,ユダヤの四大聖地の一つである。聖書にはキルヤトアルバとして出てくる。十字軍の大聖堂 (12世紀) の遺跡もある。周辺の農業と商業の中心地で,伝統的なガラス細工や,なめし皮工業が行われている。人口約4万。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ハリール【ḥalīl】

古代イスラエルの管楽器。語源はヘブライ語のハラルhalal(〈孔をあけて通す〉の意)で,パイプ状の笛のこと。ハリールが元来どんな種類の笛であったかは定かでないが,今日一般には,シングル・リードの吹口をもつ,クラリネット系の双管の縦笛と推定されている。双管のうち1管は旋律管で1管はドローン(持続音)管。今日のアラブの楽器アルグールなどがこれに対応する。C.ザックスは,このハリールを,ダブル・リード吹口をもつオーボエ系の双管の縦笛と解釈している。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

ハリールの関連キーワードアフマッド・シャウキーティームール帝国イブン・イヤースアーガー・ハーンタフリール広場エルサレム王国ヨルダン川西岸ケルマーン州ペルシア音楽カイロ博物館シーバワイフアラブの春ヤッファ門アラビア語マトラーンチムール朝キサーイーブシャーレウルモスクヌアイマ

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android