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ハーシー Hersey, John Richard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハーシー
Hersey, John Richard

[生]1914.6.17. 天津
[没]1993.3.25. フロリダ,キーウェスト
アメリカの小説家,ジャーナリスト。 YMCAの仕事をしていた父親の関係で中国で生れ,10歳のとき帰国。エール大学卒業後,1937年から約 10年間タイム・ライフの従軍記者として,中国,日本,南太平洋などに滞在。その経験を生かした『バターンの兵士たち』 Men on Bataan (1942) ,ガダルカナル戦記『谷間へ』 Into the Valley (43) ,原爆投下に取材した『ヒロシマ』 Hiroshima (46) などのノンフィクションのほか,『アダノの鐘』A Bell for Adano (44,ピュリッツァー賞) ,『壁』 The Wall (50) ,『嵐の目』 Under the Eye of the Storm (67) ,『陰謀』 Conspiracy (72) などの小説がある。

ハーシー
Hershey, Alfred Day

[生]1908.12.4. ミシガン,オウォッソ
[没]1997.5.22. ニューヨーク
アメリカの遺伝学者。ミシガン州立大学卒業。 1934年よりワシントン大学で研究,カーネギー研究所に移り (1950) ,同研究所遺伝研究部長 (62) 。アメリカ芸術科学アカデミー会員,アメリカ科学アカデミー会員。 40年頃,M.デルブリュック,S.ルリアらとともにファージ研究のグループを結成。 45年ルリアとは独立にファージと宿主の両方に突然変異の起ることを発見。 46年にはデルブリュックとは独立にファージに遺伝的組換えの起ることを証明。 52年,M.チェイスとの共同研究で,ファージの体を構成している蛋白質とデオキシリボ核酸 DNAのうち,細菌の中に侵入するのは DNAのほうであることを明らかにし,遺伝子の実体は DNAであろうと示唆した。 69年ファージに関する一連の研究に対し,デルブリュック,ルリアとともにノーベル生理学・医学賞を与えられた。

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百科事典マイペディアの解説

ハーシー

米国のジャーナリスト,作家。天津生れ。《タイム》特派記者として第2次大戦を体験し,《アダノの鐘》(1944年)でピュリッツァー賞受賞。原爆投下に取材した《ヒロシマ》(1946年),ナチスのユダヤ人迫害を描く《壁》(1950年)等,現代史を舞台とする多くのルポルタージュや小説がある。

ハーシー

米国の生化学者。ミシガン大学卒。ミズーリ州セント・ルイスのワシントン大学を経てカーネギー研究所遺伝学部門主任。1946年ファージでの遺伝的組換え現象を発見,1952年細菌内に入ったファージのDNAだけでファージの増殖が起こることからDNAが遺伝物質であることを証明した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ハーシー Hersey, John Richard

1914-1993 アメリカの小説家,ジャーナリスト。
1914年6月17日中国天津生まれ。「タイム」などの記者として第二次大戦に従軍。1945年「アダノの鐘」でピュリッツァー賞。翌年広島をおとずれ,原爆被爆者を取材して「ヒロシマ」を発表し,おおきな反響をよんだ。1993年2月24日死去。78歳。エール大卒。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハーシー【Hershey】

アメリカ合衆国ペンシルベニア州南東部の町。人口1万3249(1980)。州都ハリスバーグの東約20kmにある。町は1903年ハーシー・チョコレート会社(現在はハーシー・フーズ会社)によって,工場といっしょにつくられ,住民の大部分はこの会社の社員とその家族である。チョコレート製品が多量に生産され,ハーシーはチョコレートの代名詞となっている。【菅野 峰明】

ハーシー【John Richard Hersey】

1914‐93
アメリカのジャーナリスト,作家。中国の天津生れ。イェール大学卒業。作家シンクレア・ルイスの秘書を一時務めたが,《タイム》や《ライフ》の記者として第2次大戦に従軍,占領下のシチリア島を舞台にイタリア系のアメリカ軍将校が町の民主化に献身する姿をユーモラスに描いた小説《アダノの鐘》(1944)はベストセラーになり,ピュリッツァー賞を得た。その後,1946年広島を訪れ,原爆投下とその後の状況を人道主義の立場から調査・記録した《ヒロシマ》(1946)を週刊誌《ニューヨーカー》に発表,各地の大新聞にも連載され大反響を呼び,〈ノー・モア・ヒロシマズ〉などの平和運動展開の契機となった。

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大辞林 第三版の解説

ハーシー【John Hersey】

1914~1993) アメリカの小説家・ジャーナリスト。第二次大戦に記者として従軍、イタリア・日本などを題材とした記録や小説を書いた。代表作「アダノの鐘」「ヒロシマ」

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