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ハーストン

百科事典マイペディアの解説

ハーストン

米国のアフリカ系女性作家,口承文学研究家。ハワード大学で文化人類学を学ぶ。F.ボアズに深く影響されアメリカ南部やカリブ海沿岸におけるアフリカ系住民の口承文学を研究し,この伝統に素材を取りつつ,それを大胆かつ知的に再構成して,《騾馬と人間》(1935年),《モーゼ,山の人》(1939年),《彼らの眼は神を見ていた》(1937年)等を著す。
→関連項目ハーレム

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハーストン
Hurston, Zora Neale

[生]1891.1.7. アラバマ,ノタスルガ
[没]1960.1.28. フロリダ,フォートピアス
アメリカ合衆国の民俗学者,ハーレム・ルネサンス期の作家(→黒人文学)。みずからは 1901年フロリダ州イートンビル出生としていたが,実際はそれより 10年早く生まれ,幼少期に家族とともにイートンビルに移住,そこで 13歳まで学校に通った。16歳のときに巡業劇団に加わる。1921~24年ハワード大学に在籍し,1925年に奨学金を得てバーナード大学に入学,フランツ・ボアズのもとで人類学を学ぶ。1928年に卒業後,2年にわたりコロンビア大学大学院で人類学の研究を続けた。1930年,ラングストン・ヒューズと共同で戯曲(未完)"Mule Bone: A Comedy of Negro Life in Three Acts"を執筆(1991出版)。1934年に刊行された第一作『ヨナのとうごまの木』Jonah's Gourd Vineは,経済情勢や感情の起伏に翻弄されることのないアフリカ系アメリカ人の生き方を描いて好評を博した。小説『彼らの目は神を見ていた』Their Eyes Were Watching God(1937),ハイチのブードゥーの研究に根ざした紀行と人類学的考察の書『ヴードゥーの神々:ジャマイカ,ハイチ紀行』Tell My Horse(1938),さらに小説 "Moses, Man of the Mountain"(1939)によって作家としての地位を確固たるものとした。自伝『路上の砂塵』Dust Tracks on a Road(1942)のほか,最後の作品となった小説 "Seraph on the Suwanee"(1948)がある。20世紀末に再評価されて人気が復活した。

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