翻訳|Basque
バスク地方に行われる系統不明の言語。スペイン側の四つの県とフランス側の三つの県をあわせて言語人口は50万~60万人であるが,人口比ではスペイン側がその80%を占める。スペインのビルバオにはバスク語アカデミー(1918創立)がある。バスク語は5個の母音音素と20個の子音音素をもつ。グルジア語や他のカフカス諸語と同様に能格ergativeという特別な格があり,他動詞の主語に用いられる。例:Aita-k semea maite du.〈父は息子を愛する〉において,aita-k(父,-kは能格語尾)は能格,semea(息子,-aは定冠詞,格語尾ゼロ)は主格に置かれている。印刷された最古の文献としては1545年にサン・ミシェルの司祭ベルナト・デチェパレが著した1162行の詩集《オレルキアクOlerkiak》(olerkiは詩,-akは複数定冠詞)がある。
執筆者:下宮 忠雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...