膠着(読み)コウチャク

デジタル大辞泉の解説

こう‐ちゃく〔カウ‐〕【×膠着】

[名](スル)
粘りつくこと。しっかりくっついて離れないこと。
「今朝見た通りの餅が、今朝見た通りの色で椀の底に―して居る」〈漱石吾輩は猫である
ある状態が固定して、ほとんど動きがなくなること。「試合が膠着状態に入る」

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大辞林 第三版の解説

こうちゃく【膠着】

( 名 ) スル
ある物に他の物がくっついて、離れにくくなること。 「餅が…椀の底に-して居る/吾輩は猫である 漱石
物事がある一つの状態を長期間保っていて変化しないこと。 「戦線が-して動かない」 「 -状態」 〔「生物学語彙」(1884年)に英語 anchylosis の訳語として載る〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐ちゃく カウ‥【膠着】

〘名〙
① 物などがねばりつくこと。ぴったりくっついて離れないこと。固着。〔生物学語彙(1884)〕〔易林‐需五・鼎〕
② ある状態に固定して一向に変化しないこと。
※黒地の絵(1958)〈松本清張〉二「共産軍との戦線の境目はだいたい三十八度線(コウチャク)した」

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