デジタル大辞泉
「バッテラ」の意味・読み・例文・類語
バッテラ(〈ポルトガル〉bateira)
《小舟の意》鮨飯の上に締め鯖をのせ、箱型で押し固めた鮨。もと、形が小舟に似ていたところからいう。バッテーラ。《季 夏》
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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バッテラ
- 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] bateira )
- ① 洋式船搭載の端艇。幕末期から明治時代にかけて国産化され、また、輸入艦船にも搭載された。艀(はしけ)。
- [初出の実例]「明日海に泛び、パッテイラ操舟法を試んことを議す」(出典:随筆・
林雑話(1799))
- ② サバに塩をふって酢でしめ、鮨飯の上にのせた鮨。その形が①に似ているところからいう。バッテラずし。
- [初出の実例]「今日は手製のばってらを作っておく約束をしていた」(出典:面影(1969)〈芝木好子〉七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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バッテラ
ばってら
サバを用いた押しずしの一種で、大阪のすし店「鮓常(すしつね)」が明治時代の中ごろに考案したもの。初めはコノシロを酢じめし、半身を用いてすしにしたところ尾がぴんとあがり、小形のボートに似た形になった。そこで、ポルトガル語で小形の舟を意味するバテイラbateiraとよばれるようになり、バッテラと変化したといわれている。のちにコノシロの漁獲が減り値が高くなったので、サバにかわった。作り方は、サバを三枚におろし、まず数時間強めの塩をしてから酢でしめる。皮を取り除き、薄く身をそぎ、すし枠にサバを並べる。すし飯を詰めて押して抜き、あわせ酢で煮た白板昆布(しろいたこんぶ)をのせる。サバを薄く切って使うため安価で庶民的なすしである。
[河野友美・大滝 緑]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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バッテラ【bateira(ポルトガル)】
さばの押しずし。◇「小型の舟、ボート」の意。1893(明治26)年、大阪・順慶町(現中央区南船場)にあったすし店「鮓常」の中恒吉(なかつねきち)が考案したものとされる。当初は、大阪で当時たくさんとれたこのしろを用いたもので、しっぽのピンとあがった形がボートを思わせることからこう呼ばれるようになったという。のちにこのしろの値が上がり、さばが用いられるようになった。この店は現在「すし常」の店名で、大阪市中央卸売市場の建物内で営業している。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
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バッテラ
サバに塩をして酢でしめたものを酢飯の上にのせた押しずし。もとはポルトガル語の「bateira(バッテーラ)」で、洋式船に搭載された小船(はしけ)を意味する。もともと使われていたコノシロの形状が、それに似ていたことからこう呼ばれた。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のバッテラの言及
【すし(鮓∥鮨)】より
…棒ずしでは京都のサバずしが有名で,江戸時代から祇園祭には欠かせぬものであった。同じくサバを用いるものに大阪のバッテラがある。これは明治中期に考案されたもので,コノシロの片身を用いた形が小舟のようだというのでオランダ語でボートの意のバッテラと呼ばれるようになり,その後コノシロの値が上がったのでサバに変えたものである。…
※「バッテラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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