インド南部,カルナータカ州南東端のデカン高原上にある同州の州都。標高約950m。人口429万(2001),大都市域人口569万(2001)。市の歴史は新しく,1537年の小城塞の建設に始まる。18世紀後半を通じてマイソールの支配者ハイダル・アーリーとティプ・スルターンにより城塞と都市の整備が進められた。つづくマイソール藩王国時代には王宮のあるマイソールに対して,行政上の首都はここにおかれた。市は南西部のシティと呼ばれる旧市と北東部のカントンメントと呼ばれる新市とに分かれ,両者の間に介在するオープン・スペースにはカボン公園,州政庁,高等法院,大学,競馬場などが建設されている。旧市はかつての城市を引き継ぐ商業地区で中心にティプ・スルターンの宮殿と城壁の一部が残り,新市は藩王国時代もイギリス軍駐屯地としてイギリス領下におかれ,高級住宅地が広がる。バンガロールはインドにおける科学研究,近代工業の中心地の一つで,インド科学研究所のほか航空機,機械,電気,精密機械などの諸工業が立地する。第2次大戦後の発展は著しく,市の郊外にはこれらの諸工場や住宅地が広がっている。
執筆者:応地 利明
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