旺文社世界史事典 三訂版「バーミヤン」の解説
バーミヤン
Bāmiyān
中央アジアとインドを結ぶ古代交通の要地で,峡谷の断崖に高さ53mと35mの巨大な仏像(その顔面は後世にイスラーム教徒のために破壊された)が刻まれているほか,壁画のある石窟寺院からなる。3〜8世紀ごろのもので,ガンダーラやグプタ様式,ササン朝(ペルシア)の影響が強く見られる。1996年アフガニスタンの首都カブールを征圧したイスラーム原理主義集団タリバーンによって爆破予告をうけている。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報