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パビア Pavia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パビア
Pavia

イタリア北部,ロンバルディア州パビア県の県都ミラノ南方 36km,ティチーノ川の左岸に位置する。古代にはティキヌムと呼ばれ,のちロンバルディアの中心都市となり,774年以来カロリング朝による統治の拠点となった。 1361年ビスコンチ家の支配下に入り,その後もフランス,オーストリア,スペインの相次ぐ支配ののち,1859年にサルジニア王国領となった。主工業はミシン,ほかに製鉄,機械,化学などの工業が行われ,米など農産物の集散地。市内には 1390年に創設された大学をはじめ,12世紀建設の聖ミケレ・マッジョーレ聖堂,聖ピエトロ聖堂,美術収集品を蔵するビスコンチ宮殿などがある。人口7万 6418 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

パビア(Pavia)

イタリア北部、ロンバルディア州の都市。ロンバルディア平原を流れるティチーノ川に沿い、稲作と酪農が盛んで、ワインの産地としても有名。6世紀から8世紀にかけてランゴバルド王国の首都となった。14世紀創立のパビア大学、カルトジオ会派のパビア修道院、巨大なドームをもつパビア大聖堂などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

パビア【Pavia】

イタリア北部,ロンバルディア州の同名県の県都。人口8万0070(1990)。ミラノの約30km南,ティチノ川に臨み,ポー平原の農業地域に囲まれており,伝統的に農作物の集産地であるが,現在は農業機械,農産物加工,繊維などの工業も立地している。この都市の起源はローマ以前にさかのぼるが,とくに中世初期,ランゴバルド王国およびイタリア王国の首都として発展した。その後,ミラノの勢力の伸長とともに停滞に向かったが,14世紀にこの都市を支配下においたビスコンティ家が建設したパビア大学によって,長いあいだロンバルディア地方の文化,学問の中心地としての地位を保った。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パビア
ぱびあ
Manuel Pava y Rodrguez de Alburquerque
(1827―1895)

スペインの軍人。1866年に反イサベル体制のクーデターに参加したが、失敗して亡命。1868年の九月革命後に帰国した。共和政下においては軍の高職にあって、南部の急進派であるカントナリスタ(地方分立主義者)の蜂起(ほうき)や北部の保守派カルリスタ蜂起の鎮圧を指揮した。連邦派に反対して統一共和派を支持し、カステラルEmilio Castelar y Ripoll(1832―99)大統領を補佐した。1874年、カステラル政府が危機に陥ると、急進派政府成立を阻止するために武力でコルテス(議会)を解散させ、セラノを大統領に据えた。以後セラノの独裁政が始まり、共和制は実質上崩壊した。王政復古後も軍の最高地位にあり、共和派蜂起鎮圧などにあたった。1895年1月4日死去。[中塚次郎]

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367日誕生日大事典の解説

パビア

生年月日:1827年8月2日
スペインの軍人,政治家
1895年没

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世界大百科事典内のパビアの言及

【カール[5世]】より

…そのころドイツではルターの宗教改革運動が展開しており,カールはカトリック的な皇帝理念からこの異端の抑圧をはかったが(ウォルムス国会),まもなくおこったフランスとの戦争のため,ドイツにおける宗教問題の解決を後回しにせざるをえなかった。25年パビアPaviaの戦でフランソア1世を破ったのちも,フランスは,ハプスブルク勢力の強大化を恐れる教皇や北イタリア諸国,さらに東方のオスマン・トルコとも手を結んで,カールに対抗した。この数次にわたるイタリア戦争で,最初は皇帝が優位に立ち,29年夏のカンブレー和約でミラノ,ジェノバを得,翌年にはボローニャで教皇から帝冠を受けて,イタリアにおけるヘゲモニーを確立したかに見えた。…

※「パビア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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