パーキンズ(英語表記)Frances Perkins

改訂新版 世界大百科事典 「パーキンズ」の意味・わかりやすい解説

パーキンズ
Frances Perkins
生没年:1882-1965

アメリカ女性社会改革者,労働長官。ニューヨーク州の工場調査委員会調査官,産業委員会委員,同委員長などを歴任し,労働条件改善の諸立法を推進した。同州知事だったF.D.ローズベルトが大統領就任すると,労働長官(1933-45)に任命され,アメリカ史上最初の女性閣僚となり,労働・社会保障関係の諸立法の制定,労働省の充実に尽力し,ニューディール政策の推進に貢献した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パーキンズ」の意味・わかりやすい解説

パーキンズ
Perkins, Frances

[生]1880.4.10. ボストン
[没]1965.5.14. メーン,ニューカッスル
アメリカの女性社会運動家,行政官ニューヨークで女性の労働条件や工場衛生施設の改善に努力し,1910~12年消費者連盟の書記長,29~33年ニューヨーク州産業委員会委員などを歴任。 33年 F.ルーズベルト政権下労働長官に就任,アメリカ史上初の女性の閣僚となった。

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