ヒギリ(読み)ひぎり

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒギリ
ひぎり / 緋桐
[学]Clerodendron japonicum (Thunb.) Sweet

クマツヅラ科の落葉低木。高さ1~3メートル。葉は長い柄があって対生し、心臓形で長さ20~30センチメートル、キリの葉に似て大きく、裏面に黄色の腺毛(せんもう)を密生する。夏から秋、枝先に大形の円錐(えんすい)花序をつける。萼(がく)、花冠とも鮮やかな朱赤色で美しい。花冠は上部は5裂して平開し、下部は筒状で細い。雄しべは4本、雌しべは1本で、ともに花冠から長く飛び出す。東南アジアからインド北部に分布する。日本へは延宝(えんぽう)年間(1673~81)に渡来し、降霜のない暖地で栽培する。[小林義雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のヒギリの言及

【ゲンペイクサギ】より

…クラリンドウC.nutans Wall.はインド原産で花穂は長く下垂し,大きな白色の花をつけ美しい。ヒギリC.japonicum Makinoはインド原産で日本へは300年ほど前に入り,栽培されている。高さ1~2mの落葉低木で花は緋赤色で美しい。…

※「ヒギリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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