ビーグル(読み)びーぐる(その他表記)beagle

翻訳|beagle

デジタル大辞泉 「ビーグル」の意味・読み・例文・類語

ビーグル(beagle)

犬の一品種。英国原産のうさぎ狩り用猟犬体高約35センチ。体つきはがっしりし、耳は垂れ、毛は短くて白・黒・褐色の斑がある。

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精選版 日本国語大辞典 「ビーグル」の意味・読み・例文・類語

ビーグル

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] beagle ) 犬の品種の一つ。イギリス原産。足が短く、耳は大きく垂れ、短毛で、体色はふつう黄褐色、黒、白のまだら。小形で、体高約三五センチメートル。においで獲物を追跡するハウンド犬の一種ウサギ狩り用の猟犬だが、家庭犬にも適している。〔万国新語大辞典(1935)〕
    1. [初出の実例]「三さんのポチは白黒茶の三色、半さんのメリはバセット系の入った白黒茶、共にビーグルと云っているが」(出典:猟師と兎と賭と(1953)〈きだみのる〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビーグル」の意味・わかりやすい解説

ビーグル
びーぐる
beagle

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜イヌの1品種で、イギリス原産。ウサギ猟に用いられる小形獣猟犬で、小さいがしっかりした体躯(たいく)をもち、筋腱(きんけん)がよく発達している。頭部はやや丸みがあり、口吻(こうふん)は角張っていて、鼻鏡は猟犬らしく大きい。耳のつき位置はやや低く、先は丸い。目はわりに大きくて丸く、丸みをもった耳とともに、可憐(かれん)な表情をつくりだしている。本種を数頭で山に放すと、音楽的なよく通るほえ声をあげながら獲物を追う。体質強健、扱うのに手ごろな大きさ、個体変異が少ないことなどから、猟犬としてばかりでなく、実験犬としても利用されている。短毛で、毛色は白、黒、褐色のハウンドマーキング。体高30~38センチメートル。家庭犬としても人気がある。

増井光子


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビーグル」の意味・わかりやすい解説

ビーグル
beagle

イヌの1品種。イギリス原産の小型狩猟犬で,エリザベス朝時代 (16世紀後半) にやや大型の狩猟犬ハーリアとイギリス土着のハウンドを混血してつくられたと考えられる。現在でもヨーロッパの一部ではビーグルの群れを使ってノウサギ狩りが行われている。しかし,一般には家庭犬として普及している。性質は快活。狩猟犬の血統からか,散歩中でもほかの動物の匂いをたどるのが好きである。体高 33~40cm。体重 8.2~13.6kg。四肢はたくましく,胴に比べてやや短い。頭部はドーム形で吻が長く,耳は垂れ耳。尾はまっすぐで,高く上げていることが多い。被毛は短く密で,防水効果をもつ。短毛種以外に粗毛種もある。毛色は四肢と尾の先と腹側が白色,ほかの部分は黒,茶,白の3色が混じるのが普通。体高 30cm以下のものをミニチュアあるいはエリザベスビーグルと呼ぶこともある。

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百科事典マイペディア 「ビーグル」の意味・わかりやすい解説

ビーグル

イヌの一品種。体高約25cm,体重8〜12kgのタイプと約37cm,15〜18kgのタイプがある。英国原産のウサギ猟犬。猟野ではよく響くほえ声を出しながら獲物を追うことから〈シンギング・ビーグル〉ともいわれる。短く滑らかな被毛で,毛色は白地に黒,茶,の3色。穏和で人によくなれ愛くるしいため家庭犬として人気があり,また医学・薬学・獣医学などの実験動物としても飼われている。
→関連項目シュルツ

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犬&猫:ペットの品種がわかる事典 「ビーグル」の解説

ビーグル【Beagle】

イギリス原産の小型犬。15世紀後半の文献に名前が見られる古い品種である。嗅覚に優れ、群れでウサギなどの猟を行うため、攻撃性が低くほかの犬にも愛想がよい。白、黒、褐色のまだら模様が人気である。チャールズ・M・シュルツの漫画に登場するスヌーピーが、この品種。JKCでは、第6グループ(嗅覚ハウンド)に分類する。

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小学館の図鑑NEO[新版]動物 「ビーグル」の解説

ビーグル

種名 / ビーグル
解説 / 鼻がするどく、においをたよりにウサギなどのえものをねばり強く追いかけます。
体重 / 8~14kg
分布 / イギリス
グループ / 第6グループ(主ににおいを手がかりにえものを追う猟犬のグループ)

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