コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ビーナ ビーナ 〈ヒンディー〉vīṇā

3件 の用語解説(ビーナの意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ビーナ(〈ヒンディー〉vīṇā)

インド撥弦(はつげん)楽器。直径約50センチの胴をもち、裏側に共鳴器をつけた約70センチの棹(さお)に7本の弦を張り、旋律用の4本を義甲で、持続低音用の3本を小指で弾奏する。シタールと並ぶインド音楽の中心的楽器。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

ビーナ【vīnā】

インドの撥弦楽器。主要四弦を金属製の義爪で、リズム用の三弦を小指ではじいて奏する。同一フレット上で三~四音の旋律が演奏できる。ビーナー。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビーナ
びーな
veena

南インドのリュート属撥弦(はつげん)楽器。北インドのシタールと並ぶインド芸術音楽の中心的存在で、その外観や音の美しさから、女神の名をつけてサラスバティー・ビーナともよばれる。直径約50センチメートルの椀(わん)形の胴に約70センチメートルの棹(さお)が伸び、棹の先には竜頭をかたどった首が後ろに湾曲してついている。棹上部の後側には胴よりやや小さいヒョウタン製の共鳴器があり、これは演奏時などに棹を支える働きもする。胴と棹はジャックウッド(パンノキの一種)製で、内部は空洞である。棹上には、半音間隔で24個の金属製フレットが樹脂で固定されている。弦は7本で、金属製。そのうち4本が旋律用で、胴下部から胴中央の駒(こま)、棹上のフレットを通って首部分の糸蔵(いとぐら)に至る。残りの3本はドローン(持続低音)効果と拍子を刻むためのもので、胴下部から駒と棹の側面を通り、棹の奏者側側面にある糸巻に巻かれる。旋律弦4本は四度・五度・四度、副弦3本は五度・四度に調弦される。奏者は右手の人差し指と中指にはめた針金製プレクトラムで旋律弦をはじき、小指で副弦を響かせ続ける。左手はフレット上で弦を押さえたり、滑らしたり、横に引っ張ったりして、あらゆる音高やガマカ(装飾音)を生み出す。
 なお、古くはビーナという語が弦楽器の総称として用いられていたため、各地に多くの同種楽器や派生楽器が存在する。北インドのチター属撥弦楽器ビーンやビチットラ・ビーナなどがその例である。[柴田典子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ビーナの関連キーワード発言カチャッピ擦弦楽器サロッド撥弦楽器発現発言力エークターラバンドゥリアはつらつ元気

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ビーナの関連情報