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ファース ファースFirth, Sir Charles Harding

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファース
Firth, Sir Charles Harding

[生]1857.3.16. シェフィールド
[没]1936.2.19. オックスフォード
イギリスの歴史家,批評家。オックスフォード大学欽定近代史講座担当教授。イギリス学士院会員。『クロムウェル伝』 Oliver Cromwell (1900) ほか多くの著作がある。

ファース
Firth, John Rupert

[生]1890.6.17. ヨークシャー,キースリー
[没]1960.12.14. サリー,リンドフィールド
イギリスの言語学者。ロンドン大学教授。ロンドン学派の創始者。意味を中心に据えた言語理論と,プロソディー分析 prosodic analysisの名で呼ばれる音韻論とで特によく知られる。人類学者 B.マリノフスキーと交友があり,その「場面の脈絡」 context of situationの理論を発展させて言語分析の重要な手段とした。主著『ことばSpeech (1930) ,『言語学論集 1934-1951』 Papers in Linguistics1934-1951 (57) 。 (→文脈 )

ファース
Firth, Sir Raymond William

[生]1901.3.25. オークランド
[没]2002.2.22. ロンドン
ニュージーランド生まれのイギリスの社会人類学者。シドニー大学で教えたのち,ロンドン大学教授 (1944~68) 。ソロモン諸島のティコピア (1928~29) ,西アフリカ,マレーシア,ニューギニアの調査を行ない,特にマオリ族などオセアニア先住民の研究で知られる。 B.K.マリノフスキーの影響を受け,機能主義の立場から経済,宗教,価値体系の分析を試みた。 1973年ナイトの称号を与えられた。主著『われらティコピア人』 We,the Tikopia (1936) ,『社会組織の要素』 Elements of Social Organization (1951) ,『公的および私的象徴』 Symbols-Public and Private (1973) 。

ファース
Furse, Charles Wellington

[生]1868.1.13. スタインズ
[没]1904.10.16. ロンドン
イギリスの画家。 1884年にスレード校に入学,翌年奨学金を得てパリのアカデミージュリアンに留学。 88年にロイヤル・アカデミーに出品し,その後はニューイングリッシュアート・クラブ展に定期的に出品。 1904年にロイヤル・アカデミーの準会員となったが,若くして没した。ロマンティックな作風で,主要作品は『高地に立つダイアナ』『乗馬の帰途』。

ファース
Firth, Colin

[生]1960.9.10. グレイショット
イギリスの俳優。フルネーム Colin Andrew Firth。1980年にロンドン・ドラマセンターに入学。1983年,舞台版『アナザー・カントリー』Another Countryでデビュー。翌 1984年に同作品の映画版に別の役柄で出演した。その後は着実に実績を積み,1988年,テレビドラマ『タンブルダウン』Tumbledownで高い評価を受ける。ジェーン・オースティン原作のテレビドラマ高慢と偏見』Pride and Prejudice(1995。→自負と偏見)は出世作となった。『イングリッシュ・ペイシェント』The English Patient(1996),『恋におちたシェイクスピアShakespeare in Love(1998)などのアカデミー賞作品賞を受賞した秀作にも出演。2001年にはコメディ『ブリジット・ジョーンズの日記』Bridget Jones's Diaryで好演。さらに 17世紀の画家ヤン・フェルメールを演じた『真珠の耳飾りの少女』Girl with a Pearl Earring(2003)や家族向け作品『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』Nanny McPhee(2005),あるいはミュージカル映画『マンマ・ミーア!』Mamma Mia!(2008)など,多様な作品で芸域の広さを証明している。『英国王のスピーチ』The King's Speech(2010)では,吃音を克服したのちのイギリス国王ジョージ6世を感動的に演じ,アカデミー賞,イギリス・アカデミー賞 BAFTAをはじめ数々の賞で主演男優賞に輝いた。

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百科事典マイペディアの解説

ファース

笑劇

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デジタル大辞泉プラスの解説

ファース

プーマが販売するランニングシューズ。

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世界大百科事典 第2版の解説

ファース【John Rupert Firth】

1890‐1960
イギリスの言語学者。ロンドン学派の創始者で現代イギリス言語学の基礎を築いた。インドラホール大学(当時)で教え,インド諸言語に接したことが彼の理論の形成の重要な契機となった。のち1928年ロンドン大学D.ジョーンズの下で音声学講師。38年同大学東洋アフリカ研究部に転じ,44年イギリス初の一般言語学教授となった。56年に定年。1954‐57年には英国フィロロジー学会会長もつとめた。業績は多岐にわたるが,文化人類学者のB.K.マリノフスキーとの協力が契機となり展開された意味の取扱いの枠組みとしての〈場面の脈絡context of situation〉の理論と,音韻論における〈プロソディー分析prosodic analysis〉がとくに知られている。

ファース【Raymond Firth】

1901‐2002
イギリスの社会人類学者。マリノフスキーラドクリフ・ブラウン以降のイギリス社会人類学を代表する一人であり,太平洋ポリネシア文化に属するティコピア島の研究で知られている。ニュージーランドで生まれ,オークランド大学で経済学を修めたが,イギリスのロンドンスクール・オブ・エコノミックスに留学し,そこでマリノフスキーに出会い,社会人類学を学ぶようになった。1928年から29年にかけてティコピア島でフィールドワークを行い,帰国した後36年に《われら,ティコピア島人》を刊行し,以後次々と同島の社会と文化に関する著作を発表した。

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大辞林 第三版の解説

ファース【farce】

ファース【John Rupert Firth】

1890~1960) イギリスの言語学者。ロンドン学派の創始者。場面の脈絡(context of situation)やプロソディー分析で知られる。みずからの理論の検証として日本語の音声分析を行なった。

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世界大百科事典内のファースの言及

【経済人類学】より

…贈与という行為が,与え,受け取り,返済するという一連の行為のつながりとして成り立っており,これらの連鎖は,経済はもちろん,道徳,宗教,法などほかの社会関係が絡みあった,まとまりのある一つの事象になっていることを明らかにした(贈物)。
[経済人類学の形成]
 1940年代に至り,経済学を強く意識したうえで,未開社会の経済生活の調査研究に独自の方法,意義を与えようと,アメリカの人類学者M.ハースコビツやイギリスの人類学者R.ファースによって経済人類学が構想された。彼らによれば,経済活動はそれ自体であるのではなく,社会的・文化的コンテクストのなかで営まれる。…

※「ファース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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