化学辞典 第2版 「フミン」の解説
フミン
フミン
humin
【Ⅰ】炭水化物を含むタンパク質試料を酸性加水分解したときに生成する.黒色の不溶性物質.【Ⅱ】フミン質,腐植土,腐植質ともいわれる.植物などが微生物分解を受けて生成する,分子量数百から数十万の天然有機物質.アルカリに可溶性であるが,pH 1.0の水に可溶なフルボ酸,沈殿物のうち,アルコール類に可溶なヒマトメラン酸,アルコール類に不溶のフミン酸に分画されているが,構造はまだ不明確である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報