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フライトレコーダー ふらいとれこーだー flight data recorder

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知恵蔵2015の解説

フライトレコーダー

フライトレコーダー(飛行記録装置)は航空事故原因解析のため、高度、速度、荷重の大きさを示すG、エンジン回転数など飛行に関するデータを運航中常時記録保存しておく装置。最低過去400時間の記録を維持・保存する。ボイスレコーダー(操縦室音声記録装置)は航空管制官との通信、機内の会話や警報音を常時録音する装置。最低30分間の録音は上書きせずに維持しなければならない。どちらも、空回りや上書きによるデータの消去を避けるため、バッテリー電源の使用を避け、破壊衝撃を受けてから10分間以内に必ず運転を停止させる。一般にブラックボックスとも呼ばれるが、目立つよう橙色か黄色に塗り、反射テープを張りつけ、水中では位置を知らせる信号を発信し続ける。旅客機には両装置の搭載が義務づけられている。

(鳥養鶴雄 元日本航空機開発協会常務理事 技術士(航空機部門) / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

フライト‐レコーダー(flight recorder)

飛行記録装置。航行中の飛行機の高度・対気速度・機首方位などのデータを時刻とともに自動的に記録する装置。耐震・耐熱性のある箱(ブラックボックス)に収納され、事故調査のために搭載が義務づけられている。FDRflight data recorder)。フライトデータレコーダー。→ボイスレコーダー

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版の解説

フライトレコーダー

正しくはフライトデータレコーダーflight data recorderといい,略してFDR,あるいは飛行データ記録装置とも呼ばれる。飛行中の航空機の状態を連続的に記録する装置で,おもに事故の調査に使用されるが,操縦訓練の参考資料として使うこともできる。1960年代初期から実用化され,現在では各国とも民間の大型輸送機にはその搭載が義務づけられている。初期の装置はステンレススチールのテープアナログ表示でデータを打刻する方式をとり,記録されるデータも5項目程度にすぎなかったが,70年代以降,磁気テープを用い,数十項目以上を記録しうるディジタル方式の装置が実用化され,より精密な調査ができるようになった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

フライトレコーダー【flight recorder】

飛行高度・速度・機首の方位など飛行に関するデータを自動的に時刻とともに記録する装置。耐熱・耐震性の堅牢な箱に納められている。ブラック-ボックス。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フライトレコーダー
ふらいとれこーだー
flight recorder

航空機事故の原因解明のために航空機に搭載されている飛行記録装置。最大離陸重量が5700キログラム以上の航空機はこの装置を搭載することが義務づけられ、離陸を開始するときから着陸して滑走を終えるまでの間、常時作動させておかなければならない。
 フライトレコーダーは、最初はアナログ方式のFDR(flight data recorder)が用いられ、高度、対気速度、垂直加速度、機首方位、経過時間の五つのデータが記録されていた。ボーイング747型機をはじめ最近の航空機にはデジタル方式で磁気テープに記録されるDFDR(digital flight data recorder)が搭載されており、FDRの五つのデータのほかに、飛行機の姿勢、操縦翼面の動き、エンジンの運転状態、航空交通管制機関と連絡した時刻など20種以上のデータがエンドレス形式で25時間分記録されている。装置は、航空機が事故のとき破損しないように、耐熱・耐衝撃構造のカプセルに収められ、機体尾部のテールコーンの部分に取り付けられている。データの読み取りはコンピュータ処理によって行い、プリントアウトしたデータを使用して解析を行っている。フライトレコーダーの記録は少なくとも60日間保存することになっている。[青木享起・仲村宸一郎]

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