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フラグ(旭烈兀) フラグHūlāgū; Hülegü

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フラグ(旭烈兀)
フラグ
Hūlāgū; Hülegü

[生]1217頃
[没]1265.2.8.
イランのモンゴル王朝,イル・ハン国の創始者 (在位 1256~65) 。チンギス・ハンの孫。 1253年,兄のモンケ・ハンよりイラン征服を命じられ,56年イラン北部のアサッシン派の諸城を掃滅。 58年バグダードを陥れて,アッバース朝の命脈を断った。さらに 59年にはマムルーク朝治下のシリアに侵入。アレッポダマスカスを落したが,兄モンケの訃報に接してイランに撤退。 62年にはカフカス領有を主張するキプチャク・ハン,ベルケの攻撃を退け,イラン,イラク,および東部アナトリアにも実権を確立。みずからイル・ハン Il-Khan (国の王) と号して,元朝の大ハンの宗主権を認めながらもアゼルバイジャンマラガを中心とする事実上の独立国家を樹立した。没後,その遺体は,彼みずからが財宝庫を設けたウルミア湖 (現在のレザーイエ湖) 岸のシャーフー島に埋葬されたという。

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