フラビン

精選版 日本国語大辞典 「フラビン」の意味・読み・例文・類語

フラビン

〘名〙 (flavin) 生物体に広範に存在する蛍光を示す黄色色素バクテリア牛乳卵白などに含まれ、呼吸酵素関係を持つ。
※小学生徒改良衣服裁縫伝授(1886)〈松平幾子・久永兼蔵〉「黄は第一塩化錫の溶液を以て下染をなしフラビンか又はクエルシトロンの煎じ汁を以て染め」

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デジタル大辞泉 「フラビン」の意味・読み・例文・類語

フラビン(flavin)

植物体中に存在し、蛍光を示す一群の黄色色素。リボフラビンなど。

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化学辞典 第2版 「フラビン」の解説

フラビン
フラビン
flavin

】フラボキノン構造を有する黄色化合物総称リボフラビン同義に使われることが多い.[別用語参照]フラビンタンパク質】アメリカ産Quercus tinctoria L.および同種の植物の樹皮,あるいはそのエキスをいい,クエルシトリンやクエルセチンを含む.[CAS 83-88-5]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フラビン」の意味・わかりやすい解説

フラビン
flavin

リボフラビン (ビタミン B2 ) で代表される生体色素の一群。生体内で可逆的に酸化,還元され,黄色ないし黄赤色に変化する。

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栄養・生化学辞典 「フラビン」の解説

フラビン

 ビタミンB2から作られる化合物で,フラビンアデニンジヌクレオチド,フラビンモノヌクレオチドの構造の一部となっている.

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