出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
フリーウェア
Freeware
著作権者によって,だれでも無償で自由に使用できるとされたソフトウェア。ネットワークで流通するほか,商業的な本,雑誌などに付属させて安価に利用できることも多い。同じような考え方のソフトウェアに,試用期間は無償だがそれ以降は比較的安い料金を支払うシェアウェア,著作権を放棄したパブリックドメイン・ソフトウェア PDSがあるが,日本では著作権に付随して放棄できない著作者人格権も認められているため PDSを認めない立場もある。多くは個人などが作成した機能を絞ったソフトウェアだが,本格的なソフトウェアの機能を制限したものをフリーウェア化して業界標準をねらう戦略のものも存在する。著作権者は通常ソフトウェアにフリーウェアであることを宣言する文書を添付する。ユニックスのフリーウェア製作・配布を進める GNUプロジェクトを推進しているリチャード・ストールマンが設立したフリーソフトウェア財団では,フリーウェアの概念を厳密化した「フリーソフトウェア」を提唱している。
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フリーウェア
多くの人に使ってもらうことを目的とした、無料で配布されているソフトウェア。フリーソフトともいう。無料のオンラインソフトとしてインターネットで配布されることが多い。ソースコードが開示され、改変や再配布ができる自由なソフトウェアや、著作権を放棄したパブリックドメインソフトとは区別する。フリーウェアのうち、無料で使える代わりに広告が表示されるものをアドウェアという。
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フリーウェア【freeware】
無料で使用または、アップグレードができるソフトウェアのこと。一般には大学や研究所、個人によって開発されるものが多い。フリーウェア・プログラムは、インターネットあるいはその他のオンライン・サービスでダウンロードできる。
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フリーウェア
米国の作家ルーディ・ラッカーの長編SF(1997)。原題《Freeware》。
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世界大百科事典内のフリーウェアの言及
【電子情報の知的所有権】より
…使用許諾契約コンピュータープログラム等のソフトウェアの売買にあたり,その権利を譲渡するのではなく許諾することを明確に定める契約。フリーウェアfreeware著作権者が誰にでも無料で許諾することを宣言したソフトウェア。著作権や著作者人格権は存在することに注意する必要がある。…
※「フリーウェア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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