精選版 日本国語大辞典 「ブックメーカー」の意味・読み・例文・類語
ブック‐メーカー
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競馬など公認賭博(とばく)で、主催者のほかに、私設の投票券を発売する賭(か)け屋。18世紀の終わりごろイギリスの競馬で始まったもので、略してブッキーbookieともいう。ブックメーカーの賭けの方法は、トータリゼーター・システムとは対照的に、ブックメーカー・システムといわれ、客を相手に的中払戻金の倍率をあらかじめ約束しておき、総売上金や的中した人数には関係なく、約束の倍率で支払う。このシステムは、ブックメーカーにとって大もうけをすることがある反面、大損の危険もある。欧米ではブックメーカーを公認している国が多く、競馬やドッグレースばかりでなく、いろいろなスポーツ試合などを対象に投票券を発売している。日本ではブックメーカーは公認されてなく、ときどき野球の試合などを対象とした闇(やみ)の賭け屋が摘発される。
[倉茂貞助]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…連勝式forecastもイギリス,アイルランド,フランス,アメリカ,イタリア,ドイツなど多くの国で用いられ,そのほかイギリス,フランス,アメリカでは重勝式doubleがあり,フランスで有名なものとして3連勝tiercéがあり,イギリスでは宝くじ的な6重勝jack pot,6連勝role upがファンの人気を呼んでいる。イギリスの場合,ブックメーカーと呼ばれる私設の公認馬券取扱い業者の売上げが売上げ全体の93%(1996)を占め,配当については馬券発売時にブックメーカーが客に表示するシステムになっている。ブックメーカーが法的に認められているのはイギリスのほかアイルランド,南アフリカ,ドイツ,イタリア,オーストラリアなどで,フランス,アメリカでは認められない。…
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