ブルーベリー(英語表記)blueberry

  • Vaccinium
  • 果樹類

翻訳|blueberry

百科事典マイペディアの解説

ツツジ科の落葉小低木。北米原産で日本のクロマメノキなどに近縁。北米で多く栽培され,改良品種も多数ある。夏,涼しく湿り気のある土地を好む。果実は径1cmほどで藍青色〜淡青色,ふつう白粉を帯び,適当な酸味と甘味がある。生食のほかジャム,ゼリー等にされ,近年,日本でも栽培が盛んである。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ツツジ科スノキ属Vacciniumの低木群で,藍黒色から淡青色の液果を房状につける果樹。多くの近縁野生種がヨーロッパや東アジアにある。栽培品種群は北アメリカ北東部の原住インディアンが古くより採集利用していた種のなかから,19世紀末になって栽培化され,開発されたもので,産業的生産の発展はめざましい。果樹産業上で重要なものはハイブッシュ・ブルーベリー(V.australe SmallとV.corymbosum L.を含む。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツツジ科スノキ属の低木。北アメリカ原産で二十数種がよく知られる。いずれも小果樹として利用される。おもな栽培種はアメリカの東部に多いハイブッシュ・ブルーベリーV. corymbosum L.(染色体数2n=4x=48)、北東部とカナダに多いローブッシュ・ブルーベリーV. angustifolium Aiton(2n=2x=24)、北東部からカナダに多いダウニスワンプ・ブルーベリーV. atrococcum Heller、北東部に多く、果実が赤く熟すクランベリーcranberry/V. macrocarpon Aiton(いずれも2n=2x=24)や南東部に多いラビットアイV. ashei Reade(2n=6x=72)などである。これらは一般に葉肉は厚く、葉形は卵形から長卵形、全縁で長さ1センチメートル、多くは落葉性である。4~5月に白色の小鐘状花を房状につける。

 果実は球または扁円(へんえん)形で1~1.5グラム。夏から秋にかけて熟し、濃青黒、濃紫、濃いえび茶、赤色などとなり、果面に灰白色の果粉をかぶる。甘酸っぱく、ジュース、タルト、パイ、ジャム、砂糖煮、プリザーブ、缶詰などにする。

[飯塚宗夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

事典 日本の地域ブランド・名産品の解説

九州・沖縄地方、大分県の地域ブランド。
主に玖珠郡九重町で生産されている。2001(平成13)年度から新しい特産品として産地形成を進めている。ブルーベリーには、目の働きを良くするアントシアニンや、抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (blueberry) ツツジ科コケモモ属の低木で、果樹として栽培される十数種を総称していう。二〇世紀初頭に北アメリカに自生する野生種が栽培化された。四~五月、房状に白色の鐘状花を開く。果実は夏~秋に熟し、青紫黒色または黒色で酸味があり、生食、またジャムなどにする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内のブルーベリーの言及

【クロマメノキ(黒豆木)】より

ブルーベリー近縁の野生種の一つで,ツツジ科の落葉小低木。北半球寒帯に広く分布し,日本でも北海道,本州中部以北の火山性高原に多い。…

※「ブルーベリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

医食同源

病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことができないもので、源は同じだという考え。[補説]古くから中国にある、体によい食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬など...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ブルーベリーの関連情報