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プラトリーニ プラトリーニPratolini, Vasco

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プラトリーニ
プラトリーニ
Pratolini, Vasco

[生]1913.10.19. フィレンツェ
[没]1991.1.12. ローマ
イタリアの小説家。貧しい家に生れ,早くから自立し,印刷工員となって独学した。 E.ビットリーニの親友となり,1939年『カンポ・ディ・マルテ』誌を創刊したが,ファシスト政権により9ヵ月で発刊を禁じられた。

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世界大百科事典 第2版の解説

プラトリーニ【Vasco Pratolini】

1913‐91
イタリアの作家。幼時に母を失い,種々の労働に従事,独学で創作に向かう。自伝的主題の初期短編集《緑の毛氈》(1941),《マガッツィーニ通り》(1942)のあと,中編《街》(1944)や,壁画的な長編《貧しい恋人たちの年代誌》(1947)によりフィレンツェ下町の民衆生活,とくにその青春の愛と政治的な成長を描く。代表作《メテロ》(1955)は,《奢侈(しやし)》(1960),《寓意と嘲笑》(1967)とともに三部作《イタリア史》を構成する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プラトリーニ
ぷらとりーに
Vasco Pratolini
(1913―1991)

イタリアの小説家。フィレンツェ生まれ。印刷工、工員など数多くの職業を経て、1938年に『カンポ・ディ・マルテ』誌を創刊。41年に、エルメティズモの影響を残す短編集『緑の絨毯(じゅうたん)』を発表。45年の『界隈(かいわい)』は、反ファシズムの体験をフィレンツェの労働者の目でとらえた作品で、後の『貧しき恋人たち』(1947)へ続く。『メテッロ』(1955)、『浪費』(1960)、『寓意(ぐうい)と愚弄(ぐろう)』(1966)からなる三部作『あるイタリアの歴史』は、題名の示すとおり、それぞれ19世紀末の社会主義の台頭、ファシストのローマ進軍、戦後の政治状況と、そのなかで抜き差しならぬ生き方を迫られた若者たちを描いた、ネオレアリズモの一大叙事詩である。ほかに『家族日誌』(1947)、『現代の英雄』(1949)などがある。[望月紀子]
『大久保昭男訳『現代イタリアの文学4 現代の英雄・家族日誌』(1969・早川書房) ▽大久保昭男訳『貧しき恋人たち』上下(1979・新日本出版社)』

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世界大百科事典内のプラトリーニの言及

【トスカナ[州]】より

…両大戦間では,反ファシズムの文学者を多数結集させた《ソラーリアSolaria》誌(1926‐36)の活動が特筆される。そして戦後のネオレアリズモ文学には,代表作家の一人プラトリーニが,フィレンツェに現れた。【林 和宏】
【トスカナ派の美術】
 13世紀初頭よりほぼ1世紀にわたって,トスカナで活動した画家たちの流派をトスカナ派Scuola Toscanaという。…

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