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プランタン Plantin, Christophe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プランタン
Plantin, Christophe

[生]1520頃.サンタベルタン
[没]1589.7.1. ベルギー,アントウェルペン
フランスの印刷出版業者。カン市で製本,書籍販売を修業し,1549年経済,文化の中心であったベルギーアントウェルペンで製本業を始めた。腕の負傷により,印刷業に転じ,当時アントウェルペンに栄えた版画を挿絵に使った美しいフランス語,ラテン語版書籍を出版した。またヘブライ語,ラテン語,ドイツ語版聖書やギリシア,ローマの古典,ローマ法書などを出版した。さらに厳密な本文批判に基づく新・旧約聖書,アウグスチヌス著作集などを出版した。パリおよびオランダのライデンに支店を設け,彼の死後はジャン・モレトゥスが後継者になった。プランタン出版社 (書店) の建物は 1877年以降,市当局によってプランタン・モレトゥス博物館として公開されており,2005年世界遺産の文化遺産に登録された。

プランタン
Au Printemps S.A.

フランスの総合卸売・小売グループ。1865年設立。百貨店の老舗として知られてきたが,1972年にステ・アルザシェンヌ・マガサン・ポピュレールによって買収され,経営合理化と事業多角化がはかられた。1985年にカタログ販売のラ・ルドートを買収。日本ではダイエー出資によるプランタン銀座(1983設立)が業務提携を行なったが,2016年末をもって商号使用の契約を解消することとなった。1991年に過剰投資により経営母体が変わり,ピノー・グループ PPRに属した。2013年カタールの投資家グループに買収された。

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デジタル大辞泉の解説

プランタン(〈フランス〉printemps)

春。

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世界大百科事典 第2版の解説

プランタン【Christophe Plantin】

1520ころ‐89
フランス出身の,ルネサンス期ネーデルラントの印刷・出版業者。オランダ名プランテインChristoffel Plantijn。トゥール近郊サンタベルタンSaint‐Avertin生れ。パリとカンで書物の製作と販売を学んだ後,1549年アントワープに居を定める。83年ライデン大学の印刷師となった以外は,終生同地で活動。彼の経営する印刷・出版所は最盛期に20台近くのプレス式印刷機を備えて,当時ヨーロッパ最大の規模を誇り,出版点数も1500点余に及んだ。

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大辞林 第三版の解説

プランタン【printemps】

春。

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世界大百科事典内のプランタンの言及

【コック】より

…ブリューゲルの素描をP.van derヘイデン,F.ヒュイスらに複製させるなど,版画による表現様式を国際的に普及させた。〈四方の風〉はプランタンの店ができるまで,主要な版画店としての役割を担った。【小池 寿子】。…

【銅版画】より

…またコルネリス・コルトがローマでアゴスティノ・カラッチを通じてアカデミズム版画の形成に寄与したように,いずれもそれぞれの土地の17世紀の版画のみならず,絵画の形成にも参画している。H.コック未亡人から原版を買い受けるなどして二十数台の印刷機を擁するヨーロッパ最大の出版業を営んだのはC.プランタンであり,彼は当時最盛期にあったスペイン植民地における教会用印刷物供給の独占権をフェリペ2世から得た。日本のイエズス会系洋風画(16世紀)の原型の大部分がアントワープ製版画に基づくのも,上記のことと無関係ではない。…

※「プランタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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