プーケット[島](読み)プーケット

百科事典マイペディア 「プーケット[島]」の意味・わかりやすい解説

プーケット[島]【プーケット】

マレー半島西岸にあるタイ領の小島北端の橋で本土とつながっている。国内有数のスズ産地で,露天掘および海底採取を行っている。住民はスズ採掘のため入植した中国人やマレー人が多い。中心地は南東岸のプーケット。1970年代以降,観光開発が進み,ビーチリゾートとしてにぎわっている。2004年12月26日のスマトラ沖地震にともなう大津波では大きな被害を受けた。543km2。17万5000人(1991)。

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世界大百科事典 第2版 「プーケット[島]」の意味・わかりやすい解説

プーケット[島]【Phuket Island】

タイ南部,マレー半島西岸にある島で,本土と橋でつながっている。南北49km,東西21km。プーケット県の県都が島の南東部にあるプーケットで,人口2万4000(1990)。丘陵地が多く,平地に乏しく,古くからスズ採掘が主要な産業である。またゴムヤシコショウ栽培が盛んである。住民はタイ人のほか,華僑系,マレー系の人々が多い。近年,観光開発が急速に進み,内外から多くの観光客が訪れる。【田辺 繁治】

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