デジタル大辞泉 「プーケット島」の意味・読み・例文・類語 プーケット‐とう〔‐タウ〕【プーケット島】 《Ko Phuket》タイ南部、マレー半島西岸の島。プーケット県に属す。本土とサラシン橋で結ばれる。古くからアンダマン海の交易の拠点として栄えた。同国有数の錫鉱床があり、16世紀から採掘が行われた。天然ゴム、サトウキビを産する。近年は国際的な海岸保養地として知られる。中心都市は南東岸のプーケット。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プーケット島」の意味・わかりやすい解説 プーケット島プーケットとうKo Phuket タイ南西部,マレー半島の西岸に狭い海峡を隔てて浮かぶ島。主都プーケット。おもに平地だが,標高 520mほどの丘が点在する。前1世紀頃から人が住み,早い時期からタイ諸族の王朝の支配下にあり,16世紀頃アユタヤ朝に編入された。18世紀以降多数の中国人が移住し,今日住民の半数以上を中国人が占める。古くからスズの産地として知られ,タイ有数のスズ産出量を誇る。砂浜や奇岩の美しい海岸に囲まれ,観光開発が進んだ。2004年スマトラ島沖地震による津波で甚大な被害を受け,おもに海外からの観光客数千人が犠牲となった。面積 543km2。人口 16万6000(1990推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「プーケット島」の意味・わかりやすい解説 プーケット[島]Phuket Island タイ南部,マレー半島西岸にある島で,本土と橋でつながっている。南北49km,東西21km。プーケット県の県都が島の南東部にあるプーケットで,人口2万4000(1990)。丘陵地が多く,平地に乏しく,古くからスズ採掘が主要な産業である。またゴム,ヤシ,コショウの栽培が盛んである。住民はタイ人のほか,華僑系,マレー系の人々が多い。近年,観光開発が急速に進み,内外から多くの観光客が訪れる。執筆者:田辺 繁治 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「プーケット島」の意味・わかりやすい解説 プーケット島ぷーけっととうKo Phuket タイ南部、マレー半島西岸にある島。本土と橋で結ばれる。面積800平方キロメートルの小島であるが、同国有数の錫(すず)の大鉱床がある。降水量が多く、ヤシやサトウキビの栽培も盛んである。沿海ではエビの漁獲も多い。近年は観光開発が進み、内外からの訪問客が多い。[大矢雅彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by