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ベスティアリ bestiary

翻訳|bestiary

世界大百科事典 第2版の解説

ベスティアリ【bestiary】

中世ヨーロッパで広く読まれた動物(一部は植物)についての寓意譚集。ラテン語では〈リベル・ベスティアリウムliber bestiarium〉という。ユニコーンのような空想上の動物を含み,それらの形態,行動,習性を語りながら信仰や人生の教訓を与え,人間の諸性質を風刺する読物として,ヨーロッパ近代諸語のみならず,アラビア語,エチオピア語などにも翻訳された。起源は2世紀ごろアレクサンドリアで成立したといわれるギリシア語文献〈フュシオロゴスphysiologos〉にある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のベスティアリの言及

【博物学】より

… しかし古代の精密図は中世を通じて転写されつづけたため,図鑑としての機能を失い,むしろ装飾パターンとして使用されることになった。中世の博物学を形成した動物寓意譚(ベスティアリ)や,《健康の園》のような本草書に,極度に単純化された図版を見ることができる。またこの時代には,辺境や未踏の地へのエキゾティックな関心を盛りこんだ怪物誌も流行した。…

※「ベスティアリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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