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ベチベル ベチベルVetiveria zizanioides; vetiver

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベチベル
Vetiveria zizanioides; vetiver

イネ科の大きな多年草で,旧熱帯原産であるが,香料をとるため暖地でしばしば栽培される。日本では鹿児島県下や硫黄島で栽培されたことがある。草丈は 2mにもなり,葉は広線形,やや白緑色でざらつき,葉鞘は長い。秋に,葉腋に円錐状の花序をつける。根茎に精油2~3%を含み,主成分はベチベノールである。揮発性が少いので香油の保留剤として用いられる。本種に近縁なもので有名なレモングラスシトロネラソウは茎葉から香料をとる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベチベル【vetiver】

根から芳香油を採るために,また土壌浸食防止や風よけのために栽培されるイネ科の多年草。原産地インドから東南アジアにかけての地域で,おもにアジアアフリカ南アメリカなどの熱帯,亜熱帯で栽培される。草丈は2mに達し,大きな株状に茂る。葉は細長く,長さ30~100cm,幅10mmほど。茎頂に長さ10~30cmの穂を出す。増殖は根分けにより,株間40cmほどに植え付ける。年間1~2回収穫できる。根を蒸留してベチベル油vetiver oilを採る。

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世界大百科事典内のベチベルの言及

【レモングラス】より

…本種と同属のコウスイガヤ(別名シトロネラソウ)C.nardus Rendl.(英名citronella)は全体がさらに大型で,ゲラニオールを主成分とするシトロネラ油という精油を含む。近縁属のベチベルとともに重要な香料植物である。【小山 鉄夫】。…

※「ベチベル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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