日本大百科全書(ニッポニカ) 「レモングラス」の意味・わかりやすい解説 レモングラスれもんぐらすlemongrass[学] Cymbopogon citratus Stapf イネ科の多年草。コウスイガヤ(シトロネラグラス)citronella grass/C. nardus Rendle と同属の植物で、香料植物の一種。葉からレモングラス油をとる。主成分はシトラールで、スミレの花の香を出すヨノンを合成したり、せっけんや薬品の香付けに用いる。[星川清親][参照項目] | コウスイガヤ | レモングラス油 レモングラス レモングラス(生葉) レモングラス(乾燥葉) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レモングラス」の意味・わかりやすい解説 レモングラスCymbopogon citratus; lemon-oil grass イネ科の多年草。熱帯アジアの原産とされるが古くから香料植物として栽培されてきた。日本のオガルカヤと同属の種類で,葉は狭披針形でススキに似て,長さ 50~60cm,白緑色で光る。円錐花序は大型で,花序の枝は細長く,最後の枝はやや下垂する。芒 (のぎ) はない。全体に強いレモンの香りがあり,葉や根などを蒸留して得る精油はシトラールを含み香水,石鹸,化粧料などに用いられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報