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ベニアジサシ Sterna dougallii; roseate tern

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベニアジサシ
Sterna dougallii; roseate tern

チドリ目カモメ科。全長 33~36cm。アジサシに似るが少し小型で,繁殖期には胸がやや桃色を帯びる。は黒いが,基部は赤い。熱帯や南半球で繁殖する鳥は,嘴の赤色部位が特に鮮やかである。頭部は上嘴基部から眼を通って後頭に及ぶ線より上が黒い。脚は赤い。非繁殖期は嘴が黒く,額が白い。イギリスアフリカ北西・南・東部中央,オーストラリア北・西部,カナダのノバスコシアからフロリダ半島,日本南部などの島嶼で集団繁殖する。繁殖を終えるとオマーンインド南部,タイからインドネシアオセアニアカリブ海から南アメリカ北部などに渡る。日本ではおもに奄美大島以南の島や岩礁で繁殖し,繁殖を終えると南へ渡る。主食は魚で,海上を飛びながら探し,見つけると急降下してとる。海が荒れているときは魚をとるために深くもぐることができないので,アジサシ類では特異だが,ほかの海鳥の獲物を奪うこともある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベニアジサシ
べにあじさし / 紅鰺刺
roseate tern
[学]Sterna dougallii

鳥綱チドリ目カモメ科の海鳥。同科アジサシ亜科に属する全長約39センチメートルの中形種。世界の温帯・熱帯の大陸や島の沿岸に局地的に分布する。日本では、琉球(りゅうきゅう)諸島で夏季に繁殖している。海岸近くで小魚をとらえる。[長谷川博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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