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ベンゾイン benzoin

翻訳|benzoin

世界大百科事典 第2版の解説

ベンゾイン【benzoin】

一般式ArCOCH(OH)Ar′(Ar,Ar′はアリール基)で表される化合物の総称で,芳香族アルデヒドArCHOをシアン化アルカリの存在下で加熱すると,縮合反応がおきてベンゾインを生成する。ふつうベンズアルデヒドC6H5CHOから得られるものをとくにベンゾインという。白色の結晶。融点137.6~138.6℃。分析用試薬として用いられる。【中井 武】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベンゾイン
べんぞいん
benzoin

芳香族ケトールの一つで、2-ヒドロキシ-1,2-ジフェニルエタノンの別名をもつ。ベンズアルデヒドのエタノール(エチルアルコール)溶液にシアン化ナトリウムを加えて煮沸させると生成する。この反応をベンゾイン縮合という。

 化学式C6H5CH(OH)COC6H5、分子量212.2、融点137.6~138.6℃(ラセミ体)、沸点343~344℃。無色の柱状結晶。アセトン、エタノール、ベンゼンには溶けるが、水にはほとんど溶けない。分析用試薬として亜鉛の検出に用いられる。アロマテラピーなどに使われている安息香もベンゾイン(英名benzoin)とよばれるが、この化合物とは別物である。[廣田 穰]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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