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ベンゾフェノン ベンゾフェノンbenzophenone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベンゾフェノン
benzophenone

ジフェニルケトンともいう。化学式 C6H5COC6H5塩化アルミニウムを用いて,ベンゼン塩化ベンゾイルを縮合させて得られる結晶で,2種類ある。安定型柱状晶は融点 49℃,不安定型柱状晶は融点 26℃。水に不溶エチルアルコールエーテル可溶。香料の固定剤や殺虫剤の原料にする。

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世界大百科事典 第2版の解説

ベンゾフェノン【benzophenone】

代表的なジアリールケトン。融点48~48.5℃,沸点305.9℃,芳香ある無色結晶。通常のケトンとしての性質,反応性に加え特有の性質を示す。たとえばナトリウムなどのアルカリ金属で処理すると,暗青色の金属化合物メタルケチルを生じる。 ベンゾフェノンは,ベンゼンと塩化ベンゾイルあるいはホスゲンから,塩化アルミニウムを触媒に用いて(フリーデル=クラフツ反応)合成する。抗ヒスタミン剤,殺虫剤などの原料となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベンゾフェノン
べんぞふぇのん
benzophenone

芳香族ケトンの一つ。ジフェニルケトンあるいはベンゾイルベンゼンともよばれる。ベンゼンと四塩化炭素とを塩化アルミニウムにより縮合させたのち、加水分解すると得られる。化学式C6H5COC6H5、分子量182.2、融点48.5℃、沸点305.4℃。無色の柱状結晶。ゼラニウムに似た芳香をもつ。香料の固定剤、医薬や農薬の合成中間体として用いられる。また光増感剤、光重合開始剤として用いられる。ベンゾフェノンの(ポリ)ヒドロキシ置換体には化粧品として使われているものが多く、その一例は2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノンで、オキシベンゾンの名で日焼け止めとして使われている()。[廣田 穰]

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