ペントリット

百科事典マイペディアの解説

ペントリット

ペンタエリトリトール・テトラニトラートC(CH2ONO24の通称。ペンタエリトリトールC(CH2OH)4を濃硝酸で処理して得られる白色結晶。融点140.8℃。加熱すると185〜190℃で爆発する。単独または他の爆薬と混合して炸薬(さくやく)に,単独で導爆線の心薬,雷管の添装薬に使用。
→関連項目火薬雷管

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世界大百科事典 第2版の解説

ペントリット【penthrite】

化学式C(CH2ONO2)4。ペンタエリトリトール・テトラニトラートpentaerythritol tetranitrateの慣用名で,PETNとも略記される。用途の多い高性能爆薬の一つで,雷管の起爆性能を向上させる添装薬導爆線の心薬,伝爆薬などに使われ,また他の爆薬や不活性物質と混合して,種々の軍用弾薬として使われる。衝撃起爆感度が高く,威力も大で,伝爆性がよい。 無色のプリズム状結晶で,結晶比重1.778,融点140.8℃,加熱すると185~190℃で爆発する。

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世界大百科事典内のペントリットの言及

【火薬】より

…ニトログリコール(エチレングリコールの二硝酸エステル,略称Ng)はNGと似た性質の爆薬であり,NGの不凍剤として混入して用いられている。ペントリット(略称PETN)は起爆感度や爆発威力の大きい高性能爆薬で,雷管の添装薬や導爆線の心薬あるいは軍用爆薬として用いられる。NC,NG,NgおよびPETNは炭素原子に-ONO2が結合した構造をもち,硝酸エステルに分類される。…

※「ペントリット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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