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雷管 らいかんblasting cap; detonator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雷管
らいかん
blasting cap; detonator

金属管に起爆薬を詰めた火工品。打撃や火炎電気火花などで容易に着火爆発し,本体の爆薬爆轟 (爆薬がそれ自体の有する最大威力を発揮する完全爆発のこと) に導く装置。打撃法は銃砲薬莢用に古くから用いられた。火炎,電熱法は,工業雷管に用いられ,特に後者は電気雷管 (→電気発破 ) といわれる。鉱山,土木工事,軍事などに用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

らい‐かん〔‐クワン〕【雷管】

火薬の起爆に用いる、金属製の容器に雷汞(らいこう)などを詰めたもの。

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百科事典マイペディアの解説

雷管【らいかん】

爆薬に装てんしこれを爆発させるために用いる火工品。工業用雷管,電気雷管,遅発電気雷管などがある。工業用雷管は管体(通常銅板製)に点爆薬(ジアゾジニトロフェノール雷汞(らいこう)などの起爆薬が主体)と添装薬(テトリルヘキソーゲンペントリットなどの鋭敏な爆薬が主体)を装てんしたもので,導火線を挿入し,これに点火して爆薬を爆発させる。
→関連項目火管近接信管硝安油剤爆薬小銃信管デトネーション

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世界大百科事典 第2版の解説

らいかん【雷管 detonator】

火工品の一つで,爆薬または火薬を爆発させるために起爆薬その他を雷管体に装てん(塡)したもの。ダイナマイトなど爆薬を起爆するために用いられるのが工業雷管電気雷管であり,それぞれ導火線や電気で点火される。火薬に点火するための雷管としては銃用雷管があり,小口径銃器用の実包空包や大砲の発射薬などに点火するために用いられる。これには撃針の打撃によって発火する撃発式と,電気始動の電気式とがある。撃発式には発火金のついたもの(図)と発火金のないものとがある。

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大辞林 第三版の解説

らいかん【雷管】

火薬類の起爆点火装置。雷汞らいこう・窒化鉛などの起爆剤を金属容器につめたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雷管
らいかん
blasting fuse英語
blasting cap米語

爆薬または火薬を爆発させるために、点火薬または起爆薬、装填(そうてん)薬その他を管体に装填したもので、火工品の一種である。工業雷管は最初スウェーデンのノーベルがニトログリセリンを確実に起爆するために発明した(1864)。ニトログリセリンは爆発すれば強力な爆薬であるが、黒色火薬と異なり、火をつけただけではかならずしも爆発しないからである。
 爆薬を起爆するために用いられる雷管には軍用と工業用のものがあるが、工業用雷管には工業雷管と電気雷管がある。発射薬に点火するための雷管としては銃用雷管がある。
 現在使われている工業雷管は、管体に添装薬を詰め、その上に起爆薬をのせ、内管で押さえたもので、その上部に導火線を挿入して口締めして使用する。電気雷管は導火線のかわりに点火薬により電気的に点火する。銃用雷管には刺突(しとつ)式、撃発式と電気式がある。刺突式は撃針の刺突作用によって発火し、撃発式は銃砲の撃針でたたくことによって発火し、電気式は電気的に発火する。[吉田忠雄・伊達新吾]

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