デジタル大辞泉
「ホフマイスター」の意味・読み・例文・類語
ホフマイスター(Hoffmeister)
モーツァルトの弦楽四重奏曲第20番ニ長調の通称。1786年作曲。作曲家・音楽出版者F=A=ホフマイスターの依頼による作品。
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ホフマイスター
ほふまいすたー
Wilhelm Friedrich Benedikt Hofmeister
(1824―1877)
ドイツの植物学者。ライプツィヒの楽器商・楽譜出版業者の子として生まれる。正規の大学教育は受けなかったが、植物好きの父の影響とシュライデンの著作に刺激されて、家業のかたわら独学で植物学の研究を続けた。1848年、細胞分裂の際に核が消失して糸状の構造(染色体)が現れ、のち2個の核が形成されることを初めて示した。また著書『顕花植物の胚(はい)の発生』(1849)のなかで、植物胚は胚嚢(はいのう)内に存在する1個の細胞がもととなって形成されることを示して学界の注目を浴びた。主著『高等隠花植物の発芽・発育・結実と球果類の種子形成との比較研究』(1851)は、コケ類、シダ類、種子植物の世代交代の事実を明らかにしたものである。ハイデルベルク大学(1863)、チュービンゲン大学(1872)の教授を歴任したが、その際も、家業は継続した。
[檜木田辰彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報
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ホフマイスター
Hoffmeister, Franz Anton
[生]1754.5.12. ローテンブルク
[没]1812.2.9. ウィーン
ドイツの作曲家,楽譜出版業者。ライプチヒで音楽出版にたずさわったのち,1807年ウィーンで出版社を興し,ベートーベン,モーツァルト,ハイドンらの作品を出版した。9曲のオペラをはじめ多数の器楽曲を作曲したが,特にフルートの作品が有名。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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「ホフマイスター」の意味・わかりやすい解説
ホフマイスター
ドイツの植物学者。独学で《顕花植物の胚発生》を著す。のちハイデルベルクおよびチュービンゲン大学教授。植物の形態学,発生学,細胞学等に貢献。特にコケ植物,シダ植物,裸子植物の生活史の解明に力を注ぎ,植物の受精や世代交番,核分裂などの事実を明らかにした。
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ホフマイスター
オーストリアの作曲家W・A・モーツァルトの弦楽四重奏曲第20番K499(1786)。原題《Hoffmeister》。名称は作曲家フランツ・アントン・ホフマイスターのために作曲されたことに由来する。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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