ボードウィン(その他表記)Bawdwin

デジタル大辞泉 「ボードウィン」の意味・読み・例文・類語

ボードウィン(Bawdwin)

ミャンマー中部の町。シャン高原北西端、ラーショーの西約50キロメートルに位置し、マンダレーとラーショーを結ぶ鉄道が通る。鉛、亜鉛、銀、銅などを豊富に産する鉱山がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ボードウィン」の意味・わかりやすい解説

ボードウィン
Bawdwin

ミャンマー北東部にある銀や鉛などの鉱山。シャン州北部,ナムトゥー町の北東20kmの地点,標高1000mの高地にある。現存する漢字石碑によれば,明代,1412年漢人によって開発された。20世紀に入ると,イギリス系企業によって本格的採掘が行われるようになった。年産額は鉛5万t,亜鉛2万t,銅1800tなどで,現在は国営である。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボードウィン」の意味・わかりやすい解説

ボードゥイン
Bauduin, Anthonius F.

[生]1822.6.20. ドルドレヒト
[没]1885.6.7. ハーグ
オランダの軍医。ユトレヒト,フローニンゲン両大学を卒業,ユトレヒト軍医学校教官となり,文久2 (1862) 年長崎養生所教師として来日。内科外科,ことに眼科に詳しく,H.ヘルムホルツ発明の検眼鏡を日本に伝えた。教えを受けた者は 1000人を下らなかった。慶応2 (66) 年に一時帰国し,同4年に再び来日,明治2 (69) 年大阪医学校病院,翌年大阪軍事病院の教師となり,同年7月帰国の途次,東京で政府に強く求められ,大学東校 (東京大学医学部前身) で教えて,閏 10月に帰国した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボードウィン」の意味・わかりやすい解説

ボードウィン
ぼーどうぃん
Bawdwin

ミャンマー(ビルマ)中部、シャン高原北西端にある鉱山町ラシオの西約50キロメートルに位置し、鉄道のマンダレー―ラシオ線の支線が連絡する。鉛、亜鉛の大鉱床があり、銀、銅も産出する。16世紀以来、中国人が銀の採掘を行っていたが、20世紀初めイギリス系鉱山会社が鉛と亜鉛の大規模採掘を開始し、植民地時代には輸出産業を支える重要な鉱山として発展した。独立後は内戦によって大きな破壊を受け、産出量は減少した。1963年から国有化されている。精錬所は南西20キロメートルのナムトゥーにある。

[酒井敏明]

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