ポラロイドカメラ（読み）ぽらろいどかめら（英語表記）polaroid camera

デジタル大辞泉

ポラロイド‐カメラ（Polaroid Land Camera）

ポジフィルム・印画紙・現像処理剤や感光乳剤を一体とした特殊フィルムを用い、撮影後すぐに写真が得られるカメラ。商標名。→インスタントカメラ

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ポラロイド‐カメラ

1. ( Poraroid Land Camera の略 ) アメリカのポラロイド社製のインスタントカメラの商標名。専用の特殊フィルムを使用し、即時に写真の印画が得られる。ポラロイド。
   1. [初出の実例]「その答をポラロイドカメラにおさめさせた」(出典：では次の問題（1963）〈光瀬龍〉)

出典　精選版 日本国語大辞典

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ポラロイド・カメラ
Polaroid Land camera

アメリカ合衆国のポラロイド社長エドウィン・ハーバート・ランドが考案し，1948年に発表したインスタントカメラの商標。正式名称ポラロイド・ランド・カメラ。「1分間カメラ」などと呼ばれ，暗室作業がいらず，カメラ内で現像，定着が行なわれ，写したその場ですぐに完成印画ができる即時性が特徴。のちに富士フイルムもその場で現像，定着ができるフォトラマを発売。総称してインスタントカメラと呼ばれるようになった。インスタント写真そのものを「ポラロイド」と呼ぶことも多く，たとえば商業写真などの本番撮影前にインスタントフィルムでテスト撮影することを「ポラ（ポラロイド）を切る」といった。デジタルカメラが普及した今日では，インスタントカメラやインスタントフィルムは，ごく一部の愛好家が使用するだけになった。（→ポラカラー）

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

百科事典マイペディア

ポラロイドカメラ

ポラロイドランドカメラとも。米国のE.H.ランドが発明し，ポラロイド社でつくられているポラロイドフィルムを使用するカメラの商標で，インスタントフォトグラフィー用カメラ全般の通称ともなっている。ポラロイドフィルムはネガフィルムとポジ受像紙を一組にし，現像後に引きはがす方式のものと，ネガとポジの受像層が一体のシートになったものとがある。
→関連項目カメラ

出典　株式会社平凡社

日本大百科全書(ニッポニカ)

ポラロイド・カメラ
ぽらろいどかめら
polaroid camera

アメリカのポラロイド社、エドウィン・H・ランド博士の発明したカメラ。同社の商品名で、正しくはポラロイド・ランド・カメラという。

［編集部］

[参照項目] | インスタント・カメラ

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)