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マゼラン雲 マゼランうんMagellanic Clouds

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マゼラン雲
マゼランうん
Magellanic Clouds

銀河系の伴銀河(衛星銀河)。大マゼラン雲小マゼラン雲の二つがあり,地球から最も近い銀河。両銀河とも南天の赤緯-70°近くにあり,大マゼラン雲はかじき座,小マゼラン雲はきょしちょう座に属する。15世紀以後,ヨーロッパの航行者たちが南半球へ進出するようになってから発見され,ポルトガルの航海者フェルディナンド・マゼランにちなんで命名された。日本からは見えない。大マゼラン雲は天球上での視直径約 8°,明るさ 0.1等で,太陽からの距離は約 15万光年,したがって実直径約 3万光年。小マゼラン雲は視直径約 4°,明るさ 2.4等,距離約 17万光年,実直径約 1.5万光年である。両星雲は角度で約 22°,距離にして約 7万光年離れており,ともに数十億個の恒星からなる不規則銀河で,O型や B型の青白い高温度星,ケフェウス型変光星ガス星雲星団を多く含む。大マゼラン雲には不規則ながら棒渦状構造が見られる。電波観測によると両銀河が共通の水素の雲に包まれており,この雲はさらに筋となって銀河系を取り囲み,両雲が銀河系をまわる軌道上にたなびいている。これをマゼラン雲流(マゼランストリーム)と呼ぶ。

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大辞林 第三版の解説

マゼランうん【マゼラン雲】

銀河の一。形は不規則で南天にあり、銀河としては小さく、銀河系に最も近い。日本からは見えない。大マゼラン雲と小マゼラン雲があり、前者は旗魚かじき座にあり、距離16万光年、後者は巨嘴鳥きよしちよう座にあり、距離20万光年。

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