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マリンスノー マリンスノー marine snow

翻訳|marine snow

6件 の用語解説(マリンスノーの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マリンスノー
マリンスノー
marine snow

海雪ともいう。海中をゆっくり沈降する降雪のようにみえる微小物体の総称。バチスカーフなど潜水球で潜水したときに雪のような光影が認められたため,この名がつけられた。バチスカーフの探検によれば,日本海溝では表層水から数千mの深海まで分布する。

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デジタル大辞泉の解説

マリン‐スノー(marine snow)

海の表層から深海まで観察される、雪のように降るもの。不定形で壊れやすく、プランクトンの死体などが緩く結合したものといわれる。海雪。

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ダイビング用語集の解説

マリンスノー

透明度の悪い海で目につく白い無数の浮遊粒のこと。

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世界大百科事典 第2版の解説

マリンスノー【marine snow】

海には無数の生物,とくに微小な植物性・動物性プランクトンが存在し,それらの死骸はバクテリアに分解されながら徐々に海底に沈降する。また陸上の岩石などが分解されて河川により海に搬入された泥なども海底に沈殿する。それらは昼夜の区別なく絶えず海底に降り注いできた。これを潜水艇で深海に潜って見ると,大気から地上に降る雪に似た光景が見られ,マリンスノーまたは海雪と呼ぶ。しかし,陸地から泥の到達しない遠洋が海の大部分を占めるので,プランクトンなどの生物の遺骸がマリンスノーの実体である。

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大辞林 第三版の解説

マリンスノー【marine snow】

海中に見られる陸上の降雪に似た光景。プランクトンの遺骸などが分解・結合しつつ沈降していくものと考えられる。海雪。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マリンスノー
まりんすのー
marine snow

海雪(かいせつ)ともいう。潜水艇の照明などで暗黒の海中を照らすと、あたかも降雪中のような物体を観察することができる。これをマリンスノーといい、大きさは数マイクロメートルから数センチメートル程度で不定形であるが、ときには1メートルに達する糸状になることもある。1951年(昭和26)に日本で最初の潜水艇「くろしお号」で海に潜った北海道大学水産学部の鈴木(のぼる)・加藤健司が命名した。マリンスノーは非常に壊れやすいので、マリンスノーだけを採取することは困難であり、その正体と成因には諸説があるが、現在では次のように考えられている。マリンスノーは生物ではなく、有機物の凝集体である。海水中には生体の植物プランクトンからの分泌と死体の動・植物の分解によって、有機物が多量に溶け込んでいる。これが自然に凝集して、もやもやしたマリンスノーを形成するらしい。凝集物の内外では、バクテリアと原生動物が活動している。
 海洋の表層から深層までマリンスノーは存在していて、炭素量に換算して1立方メートル当り約200グラムで、生物量の10倍以上もあり、深海でも1立方メートル当り5~50ミリグラムに達している。高速度で沈降する動物プランクトンの糞粒(植物プランクトンがぎっしり詰まり、膜で包まれている)とともに深海動物の重要な栄養源になっている。[佐野 昭・高橋正征]

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世界大百科事典内のマリンスノーの言及

【海底堆積物】より

…したがって現在堆積している物質は,一般に海岸付近から沖に向かって細粒となる(なお氷期の海水面低下時代に堆積した砂・礫が現在より沖に存在することが少なくない)。第2の供給源は海底・海水中の生物で,特に表層水(100m以浅,特に50m以浅)中で繁殖する各種の微小な植物性・動物性プランクトンで,その死骸は海底へ沈降し,マリン・スノーと呼ばれる。この死骸が堆積物の重量で30%以上のものは軟泥(石灰質軟泥ケイ質軟泥)と呼ばれる。…

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