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マレシャル Maréchal, Joseph

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マレシャル
Maréchal, Joseph

[生]1878.7.1. シャルルロア
[没]1944.12.11. ルーアン
ベルギーのカトリック哲学者。 1895年イエズス会に入り,神学教育を受けながらルーバン大学で生物学を学んだ。 1908年司祭,のちドイツで実験心理学,精神療法を学び,14年イギリスに渡った。 19~35年ルーバンのイエズス会学院で心理学,近代哲学史などを教え,新スコラ哲学の代表的哲学者となった。研究主題は宗教体験の心理学と認識批判である。認識批判ではカントを摂取しつつ問題の解決の鍵をトマス・アクィナスの認識論に求めている。主著『形而上学の出発点』 Le point de départ de la métaphysique (5巻,1923~26) ,『神秘家の心理学についての研究』 Etude sur la psychologie des mystiques (2巻,24~33) 。

マレシャル
Maréchal, Maurice

[生]1892.10.3. ディジョン
[没]1964.4.19. パリ
フランスのチェロ奏者。パリ国立音楽院で学び,1912年ソリストとしてデビュー。ソロの活動を続けるほか,A.コルトー,J.ティボーとのトリオでも知られた。 42年母校の教授に就任。ラベルオネゲル,ミヨーら多くの作曲家が彼にチェロの曲を捧げている。

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世界大百科事典 第2版の解説

マレシャル【Pierre Sylvain Maréchal】

1750‐1803
フランスのジャーナリストで革命思想家。パリの富裕なブドウ酒商人の家に生まれ,弁護士を志して法律を学んだが,文才に恵まれ,20歳のとき《田園詩》を発表して好評を得たので,文筆生活に入った。啓蒙思想の影響を受けてしだいに無神論に近づき,その反宗教的著作のゆえに1788年に一時投獄され,匿名で反王政的・平等主義的パンフレットを刊行した。革命勃発後には,《パリの革命》という新聞の寄稿者になり,無神論的な教会批判と平等主義の論陣を張り,エベール派(エベール)の〈非キリスト教化運動〉にも加わった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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