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モリゾ モリゾ Morisot, Berthe

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モリゾ
モリゾ
Morisot, Berthe

[生]1841.1.14. ブールジュ
[没]1895.3.2. パリ
フランスの女性画家。政府高官の娘に生まれ,早くから画家を志した。 1862~68年 J.コローに師事。マネの義妹としてマネの影響を受け,作品のモデルにもなった。 1874年の第1回印象派展から続けて出品し,女性的な繊細な感覚と,直感的で軽妙な色彩で独自の作風を確立。

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世界大百科事典 第2版の解説

モリゾ【Berthe Morisot】

1841‐95
フランス印象派の女流画家。政治家の父と,画家フラゴナールの血をひく母の間に,ブールジュで生まれる。若い頃から絵を学び,コローの知己を得て戸外の自然と軽く素早い筆触を学ぶ。家族のつきあいで多くの芸術家,文学者,芸術愛好家との交流があったが,中でもマネとの出会いは大きかった。都会生活のモティーフの洗練された扱い,軽快な筆さばきはマネに負うところが大きい。彼女はこれに女性らしいきめの細かいエレガンスと,母と子などの親密なモティーフを加え,ドガ,カサットと並んで印象派の風俗的側面を代表する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

モリゾ
もりぞ
Berthe Morisot
(1841―1895)

フランスの女流画家。ブールジュの名門の出で、曽祖父(そうそふ)はロココの大画家フラゴナール。三人姉妹の末子として生まれ、姉エドマとともに幼時から絵を描き、両親の勧めで画家ショカルヌのもとで学び、その後ギシャールのもとに移った。1861年から68年にかけてコローの指導を受け、戸外で風景画を制作してその教えを十分に摂取し、64年のサロンに2点の風景画を出品してデビュー。姉は結婚とともに筆を絶ったが、ベルトは制作を続け、とりわけマネとは緊密な関係を結び、彼の絵のためにしばしばポーズをとった。彼女の手法はマネの導きによっていっそうの自由さを増し、72、73年ころにはより明るい色彩と細部に拘泥しないスケッチ風の筆触によって、繊細ななかにも大胆な表現を行うようになった。さらに光と大気の移ろいゆく効果をとらえることにも意を配るようになり、あくまでもサロンに固執するマネとは異なって、反サロンを標榜(ひょうぼう)する印象派のグループ展に積極的に参加。こうしたモリゾの印象主義は、逆にマネに影響を与えることにもなった。彼女は日常的情景、とりわけ女性や子供の親密な情景のなかに、自らの絵の題材をみいだした。パリで没。[大森達次]

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