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ユリノキ

百科事典マイペディアの解説

ユリノキ

ハンテンボク,チューリップツリーとも。モクレン科の落葉高木。北米原産で日本には明治初期に渡来し,街路樹庭木,公園樹などとして広く植えられる。葉は薄くて硬く淡緑色で2〜4裂,先はやや凹形をなし,半纏に似る。

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世界大百科事典 第2版の解説

ユリノキ【tulip tree】

街路樹,公園樹として世界中で親しまれているモクレン科の落葉高木(イラスト)。その特異な葉の形が半纏(はんてん)に似ることから,ハンテンボクの,また花の形からチューリップ・ツリーの別名がある。大きなものは高さ60m,胸高直径3mにもなる。晩春,チューリップに似た黄緑色の花を咲かせる。花弁の内側に明るい橙黄色の部分があり,そこから蜜を出す。花の構成や顕著な托葉をもつなどの点ではモクレン科の特徴をもつが,葯が外向,果実は翼果で,果托が冬も枝についたままであることなどから,本属2種だけで独立したユリノキ連を構成する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ユリノキ
ゆりのき / 百合木
tulip tree
[学]Liriodendron tulipifera L.

モクレン科の落葉高木。高さ60メートルに達し、枝はすこし斜上して整形樹となる。葉は互生し、たいへん特異に分裂した形を示す。これを半纏(はんてん)に見立て、ハンテンボクともいう。5~6月、ユリやチューリップに似た黄緑色で底部に橙(だいだい)色の斑(ふ)が入る花を開く。和名はこの花形に由来し、英名のチューリップノキも同様である。北アメリカ東部原産。成長がよく、公園樹、街路樹としての利用が多い。材は比較的柔らかくて狂いが少ないため、建築、家具調度品などに利用する。繁殖は実生(みしょう)で容易にできる。ユリノキ属は、他の1種シナユリノキL. chinense (Hemsl.) Sarg.が中国、ベトナムに分布し、北アメリカとアジア両大陸に隔離分布することで有名である。本属はモクレン科の他の属に比べ、果実は裂開せずに翼果となり、雄しべは葯(やく)が外向きで、葉が特異な形になるなどの点で大きく異なり、1属でユリノキ連を構成する。[植田邦彦]

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