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ライフサイクル・アセスメント life cycle assesment; LCA

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ライフサイクル・アセスメント
life cycle assesment; LCA

ある製品が製造されてから廃棄されるまで,外部の環境にどのような影響を与えるかを評価する方法。製品の一生を,製造-使用-廃棄の各段階に分け,環境への影響を数値で総合評価する。具体的には,投入されるエネルギー量,各種資源使用量,排出する窒素酸化物二酸化炭素量など 10項目程度が数値として採用されている。アメリカでは一部メーカーが自主的に実施しているが,日本では日本生活協同組合が積極的に取り組んでいる。建築物,自動車などについて国立環境研究所が大学と共同で LCAを実施した。複写機,コンピュータ端末機についてもメーカーが行なった例がある。国際標準化機構 (ISO) が評価方法の統一に取り組んでいる。

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知恵蔵の解説

ライフサイクル・アセスメント

製品を、製造―使用―廃棄/再利用のそれぞれの段階ごとに投入エネルギー量、材料使用量、二酸化炭素排出量、環境汚染物質排出量などを分析し、環境への影響を総合的に評価する方法。自動車では、二酸化炭素の発生量が使用段階で全体の排出量の7割を占めるため、燃費が重視される。住宅では、断熱・気密化工事で二酸化炭素の排出が増えるが、使用中に暖房需要を削減でき、全体では排出量が削減できて、省エネ建築の意義がよくわかる。

(槌屋治紀 システム技術研究所所長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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