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ラングール Presbytis; langur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラングール
Presbytis; langur

霊長目オナガザル科ラングール属のサルの総称で,ハヌマンラングールなど十数種から成る。体は細長く,体長 40~80cm,尾長 50~110cmで,尾が著しく長い。南アジアに分布し,低地から標高 4000mの山地まで分布する。おもに森林地帯を好むが,開けた場所にもすむ。樹上性であるが,水を飲みに,また食物を捕えるのに降りることもある。

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デジタル大辞泉の解説

ラングール(langur)

オナガザル科コロブス亜科のサルのうち、アジアに分布するものの総称。特にハヌマンラングールとその近縁種をいう。体長約70センチ、尾長1メートル。ほっそりした体つきで、尾と手足が細く長い。木の葉を主食とする。やせざる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラングール【langur】

霊長目オナガザル科コロブス亜科のうちのリーフモンキーPresbytis,ドゥクモンキー属Pygathrixに属する旧世界ザルの総称。ほっそりとした優美な肢体と長い尾をもつのでヤセザル,食物がもっぱら葉であるところからリーフモンキーleaf‐monkeyとも呼ばれる。インド亜大陸,スリランカおよび中国南部から東南アジアにかけて広く分布し,東南アジア方面の多くの種はルトンlutongとも呼ばれている。

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大辞林 第三版の解説

ラングール【langur】

オナガザル科の哺乳ほにゆう類。数種よりなるが、普通ハヌマンラングールをさす。頭胴長70センチメートル、尾長1メートル 程。四肢が細長く優美。おもに樹上で生活し、植物質のものを食べる。一頭の雄と複数の雌で群れを作り、雄による子殺しが観察される。インド周辺に分布。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラングール
らんぐーる
langur

哺乳(ほにゅう)綱霊長目オナガザル科コロブス亜科のうち、パキスタン以東のアジアに分布するラングール属に含まれる動物の総称。この属Presbytisのサルには14種があり、いずれも木の葉を主食として、体長50~70センチメートル、尾長50~100センチメートル、ほっそりとした体格をもち、ヤセザルともいわれる。
 体毛の色は種ごとに違うが、赤ん坊の体色により4亜属に分けられる。赤ん坊が黒いものがラングール亜属、頬(ほお)が白く他が灰色または黒いものがカシ亜属、全身白いものがリーフモンキー亜属、オレンジ色のものがルトン亜属である。このうちラングール、カシの2亜属はインド亜大陸とスリランカに分布し、狭義にはこれらをラングールとよぶ。ラングール亜属のハヌマンラングールP. entellusはその全域、カシ亜属のニルギリラングールP. johniiはインド半島南端部、パープルフェーストラングールP. senexはスリランカにすむ。この3種はいずれも小型の単雄群をつくり、群れは1平方キロメートル程度の縄張り(テリトリー)をもつ。[川中健二]

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