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ランゴバルド法 ランゴバルドほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ランゴバルド法
ランゴバルドほう

ゲルマン民族であるランゴバルド族の部族法。ゲルマン部族法典のなかで学問的研究の加えられた唯一の法。たとえば,ロタリ王法典 Edictum Rothariiのように,内容においても構成においても,他のゲルマン部族法典のいずれよりも完備したものとなった。ランゴバルド法は,その支配した領土の性質上ローマ法の強い影響を受けながらも,最後まで固有の法慣習を保ち,ローマ法に同化されることはなかった。 774年,フランク王国がランゴバルドを征服したのちでも,ランゴバルド法は生残り,11世紀にいたると,裁判所でのランゴバルド法の解釈は急速な発展を示し,体系的,理論的研究の性質を帯びるようになった。パビアの法学校のように,ランゴバルド法やフランク=ランゴバルド法を解説する学校も生れた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ランゴバルドほう【ランゴバルド法】

ゲルマン部族法の一つで,ランゴバルド人の法。643年成立したロターリ王法典Edictum Rothariは,国王のイニシアティブにより人民との共同作業という形式で行われたランゴバルド人の法記録であるが,その立法技術において他の諸部族法典に抜きんでたものである。サリカ法典とともに古来の慣習法を多く保持するものとして知られるが,個々の表現や規定,それにとりわけ法記録の全体的構造においてローマ法の知識,影響を否定できず,また西ゴートや南ドイツの諸部族法典の影響もみてとれる。

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