ランチ(英語表記)lunch

翻訳|lunch

デジタル大辞泉 「ランチ」の意味・読み・例文・類語

ランチ(lunch)

洋風の簡単な食事。特に昼食。「ランチタイム」
一皿の、盛り合わせ定食。
[類語](1昼食昼御飯昼飯ひるめし昼飯ちゅうはん昼餉午餐/(2定食

ランチ(launch)

港湾内での連絡や人・荷物の輸送などに使われる、快速機動性のある舟艇
ローンチ

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精選版 日本国語大辞典 「ランチ」の意味・読み・例文・類語

ランチ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] lunch )
  2. 昼食。弁当。
    1. [初出の実例]「英国にてはブレッキハストとて朝餐をし、ルンチとて午餐を十一時頃〈略〉食す」(出典:開物新書(1869)蚕種商法〈吉田二郎〉)
  3. 食堂などで供する洋風の簡単な食事。一皿の定食。〔婦人の言葉づかひ模範集(1932)〕

ランチ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] launch ) 軍艦や船舶に搭載(とうさい)されている連絡用の小艇。また、連絡用・警戒用のモーターボート
    1. [初出の実例]「横須賀鎮守府より〈略〉ランチ数隻を出して両艦出発に関する便宜を計りたるが」(出典:東京日日新聞‐明治四〇年(1907)三月一日)

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改訂新版 世界大百科事典 「ランチ」の意味・わかりやすい解説

ランチ
launch

もとは帆走軍艦に積んでいたオールと帆を使う大型ボート。後には同じ用途の艦載大型モーターボートもランチと呼び,さらに船載と限らず,港内や河川,湖沼などで人員の輸送に使う大型モーターボートにも同じ名称を使うようになった。日本では港内交通艇をいい,全長15m程度,簡単な船室と座席を有し,船速10ノット強。沖がかりする入港船と陸の間の人員輸送がおもな用途である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ランチ」の意味・わかりやすい解説

ランチ(食)
らんち
lunch

日本でいうランチは昼食、昼食用の洋風定食をさす。欧米では、夕食のディナーdinnerに対して軽食をランチとよび、正式な午餐(ごさん)をランチョンluncheonという。日本の場合は、近年は広く定食の意味にも使われ、和風ランチ、中華ランチなどの呼び方もある。一皿に何種かの料理をのせ、それに小鉢のサラダみそ汁、またはスープに、ご飯あるいはパンを添えたものが多い。食べる人の対象を分類し、お子様ランチ、レディースランチ、ダイエットランチ、すこし値段の張るスペシャルランチなどのように使われることも多い。そのほか和風定食風のランチ、特定の料理を中心として組み合わせてある酢豚ランチ、ハンバーグランチ、価格や内容の競争からサービスランチなど、かなりかってな使い方をされているケースが多い。

河野友美・山口米子]


ランチ(インド)
らんち
Ranchi

インド北東部、ジャールカンド州(2000年11月ビハール州から分離)の州都。チョタ・ナーグプル高原上の標高650メートルに位置する。人口84万6454、周辺部を含む人口86万2850(2001)。かつてはビハール州の夏の州都としてパトナと機能を分けあった。現在はチョタ・ナーグプル高原の鉱産資源を活用する巨大な重工業コンビナートが建設され、工業都市として発展している。高原上にあって鉄道交通には恵まれないが、道路交通上は要所をなす。1960年州立ランチ大学が設立された。

[村上 誠]


ランチ(小型舟艇)
らんち
launch

港湾内の船舶と陸、臨海施設間の連絡、人や手荷物、船用品などの輸送に使われる小型舟艇。汽艇、内火艇、橈艇(とうてい)などがある。海軍や自衛隊の艦艇では搭載しているランチを入港時に使用するが、一般の船舶は各港湾の保有するランチや、専門の会社のランチを使う。ランチはその目的から客室を備え、快速で機動性の優れた舟艇である。

[岩井 聰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランチ」の意味・わかりやすい解説

ランチ
launch

原動機つきの小艇。蒸気機関をもつ汽艇と内燃機関をもつ機動艇とがあり,港内で連絡,交通用に使われる。また艦艇に積まれ,乗組員が上陸したり,帰船したりするときの交通用,食糧,荷物の運搬用にも使用される。

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百科事典マイペディア 「ランチ」の意味・わかりやすい解説

ランチ

帆装軍艦に積まれた大型ボート。オールと帆を備えていた。後には同じ用途の艦載モーターボートもランチと呼び,さらに河川,港湾などで一般の交通用や遊覧用に用いる大型モーターボートも含めるようになった。

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パラグライダー用語辞典 「ランチ」の解説

ランチ

テイクオフ、離陸、または、テイクオフ場。

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