リトアニア語(読み)リトアニアご(英語表記)Lithuanian language

  • Lithuanian
  • リトアニア語 Lithuanian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リトアニアの公用語で,話し手は同国を中心に約 300万人。インド=ヨーロッパ語族バルト語派に属する。最古文献は 1547年のルター派の『教理問答書』の翻訳で,これから知られる言語印欧祖語特徴を多くとどめていて,比較言語学研究には貴重なものとなっている。高地リトアニア語と低地リトアニア語の2方言に大別され,高地リトアニア語の西部方言が標準語の基礎になっている。表記はローマ字

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百科事典マイペディアの解説

インド・ヨーロッパ語族のバルト語派に属する言語。リトアニア共和国の公用語。最古の文献は16世紀のルター派の教義問答書の翻訳。文語の確立も比較的新しいが,アクセント詞の曲用等によくインド・ヨーロッパ語の古い姿をとどめ,貴重な比較資料である。話し手の数は約300万人。
→関連項目ベラルーシ語ラトビア語リトアニア

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世界大百科事典 第2版の解説

インド・ヨーロッパ語族のバルト語派に属する言語で,バルト海に臨むリトアニア共和国で話され,言語人口は同共和国内で292万,旧ソ連全土で約307万人(1989),国外(アメリカ合衆国に多い)に33万人。文字はラテン文字を使用する。12の母音と23の子音高低で動くアクセントをもつ。イントネーション上昇の長いものと下降の長いもの,短いものの三つがある。文法は古いインド・ヨーロッパ語の特徴を保ち,複雑な屈折的タイプ(屈折語)で,とくに曲用は古い姿をよく伝えている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リトアニア共和国の国語であり、同共和国に約298万人、アメリカ合衆国その他の諸外国に約69万人の話し手を数えると推定される言語。系統的には印欧語族のバルト語派に属し、古代インド語や古代ギリシア語に劣らぬほどの古い特徴を保持する言語として知られている。多数の方言がみられるが、高地方言と低地方言とに二大別され、標準語は19世紀末から20世紀初頭にかけて、古形をよく保持する南西高地方言に基づいて成立した。文献は、ルターの教義問答書の翻訳(1547出版)を最古のものとするが、17世紀以降、文法書や辞典類、文学作品等も次々に現れ、リトアニア語研究の貴重な資料を提供している。[矢野通生]
『Leonardas Dambrinas, Antanas Klimas and William R. Schmalstieg Introduction to Modern Lithuanian(1972, Franciscan Fathers, Brooklyn, New York)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 インド‐ヨーロッパ語族バルト語派に属する言語。非常に古い語形が保たれ、印欧語比較文法の重要な資料となっている。リトアニア共和国の公用語。

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