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リトポン lithopone

翻訳|lithopone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リトポン
lithopone

白色顔料の一種。硫酸バリウム硫化亜鉛を混合した白色の粉末。塗料,ゴム,リノリウムなどの着色剤として使用。硫化亜鉛の含有量が多くなるにしたがって被覆力,着色力が大きくなる。白さ,被覆力,着色力では亜鉛華に劣らないが,酸や外気に弱く,耐光性の小さいのが欠点。近年は塗料にはあまり用いられない。

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百科事典マイペディアの解説

リトポン

硫酸バリウムBaSO4と硫化亜鉛ZnSの混合物からなる白色顔料。硫化バリウムと硫酸亜鉛を水溶液中で反応させて得られる沈殿を,空気を断って800℃前後で焼成してつくる。着色力,隠蔽(いんぺい)力が大きく,主として塗料に使用。
→関連項目硫化亜鉛

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世界大百科事典 第2版の解説

リトポン【lithopone】

硫酸バリウムBaSO4と硫化亜鉛ZnSの混合物の白色無機顔料。通常はZnS30%くらいを含む。硫化バリウム水溶液と硫酸亜鉛水溶液を混合沈殿させた後,水洗,乾燥して製造する。日本では公害防止の施設費のため採算が合わないのでドイツ,中国から輸入している。耐水性,耐アルカリ性,耐硫化水素性はよいが,日光により金属亜鉛を放出し黒変する欠点がある。また酸および酸性ガスには弱い。通常品は比重4.3,陰ぺい力が大きくワニスと反応しないため,白色ペイントの原料として使用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リトポン
りとぽん
lithopone

硫化亜鉛と硫酸バリウムの混合物からなる白色顔料。硫化バリウム溶液に硫酸亜鉛溶液を加えて反応させると前記のものが共沈する。これを洗浄、濾過したのち乾燥し、空気を断ってついで800℃前後で焼き、水中に投じ急冷させて得る。隠蔽(いんぺい)力、着色力とも良好、耐水性、耐アルカリ性にも優れるが、希酸には侵される。水と練って太陽光線を照射すると黒変する。
 日本では公害防止施設費の高騰などで採算があわず、1973年(昭和48)7月に生産が中止され、主として中国、ドイツから輸入されている。大部分が白色ペイントとして用いられる。[大塚 淳]

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衣笠祥雄

[生]1947.1.18. 京都プロ野球選手。京都の平安高校時代,捕手として甲子園に出場。高校卒業後,1965年広島東洋カープに入団。内野手に転向し,1970年 10月 19日の対読売ジャイアンツ (...

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