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リバーズ リバーズRivers, Thomas Milton

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リバーズ
Rivers, Thomas Milton

[生]1888.9.3. ジョージア,ジョンズバラ
[没]1962.5.12. ニューヨーク
アメリカのウイルス学者。小児麻痺予防ワクチン開発の中心的人物。 1915年ジョンズ・ホプキンズ大学卒業,22年ロックフェラー医学研究所に入り,55年引退するまでその関連病院の理事をつとめた。インフルエンザ,水痘などのウイルス性伝染病を研究し続け,38年全アメリカ小児麻痺基金のウイルス研究委員会委員長に推され,マーチ・オブ・ダイムズ (小児麻痺征服のための 10セント銀貨寄付運動) を組織,全アメリカ国民の支持を集め,小児麻痺予防のためのソーク,セービンの両ワクチンの開発に寄与した。

リバーズ
Rivers, William Halse Rivers

[生]1864.3.12. ルートン
[没]1922.6.4. ケンブリッジ
イギリスの医者,心理・生理学者,人類学者。ロンドンのセントバーソロミュー病院で医学を修め,知覚の研究や薬物の影響などを研究,1897年イギリス実験心理学研究所所長。 98年ケンブリッジ大学のトレス海峡探検隊に参加,1901~02年南インドのトダ族の実地調査を行なった。その後も数回メラネシアを訪れて,おもに親族組織を研究。 08年学士院会員。第1次世界大戦中は陸軍の神経科医をつとめ,その後は医学的心理学の研究に専念した。主著『親族と社会組織』 Kinship and Social Organization (1914) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

リバーズ【William Halse Rivers】

1864‐1922
イギリスの心理学者,人類学者。医学教育を受けた後,感覚生理学とくに色覚の研究者として出発し,1897年にはイギリス実験心理学研究所長になった。しかし,翌年A.C.ハッドンの率いるケンブリッジ大学トーレス海峡探検隊に心理学班長として参加して以後,人類学的関心を深めるようになった。その後も南インドのトダ族(1901‐02),メラネシア(1908,1914)の調査を行い,すぐれた民族誌的報告を発表し,同時に,〈系譜的方法〉を用いながら親族名称体系がいかに婚姻規制をはじめとする親族関係の諸側面,さらには社会組織と関連するかについての分析を進めた。

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世界大百科事典内のリバーズの言及

【親族名称】より


[親族名称の社会学的解釈]
 モーガンの親族名称と婚姻に関する仮説は否定されたが,社会学的諸原理によって親族名称の多様性を説明しようとする試みは,社会人類学の中心的テーマの一つになってきた。マクレナンJohn F.McLennanは親族名称が社会的権利・義務にかかわらない単なる挨拶の体系だと主張したが,リバーズWilliam H.Riversは逆に,親族名称が社会学的諸条件によって厳密に規定されるとして,親族名称と社会学的諸原理との関連を重視した。サピアEdward Sapirはレビレート婚(兄弟の未亡人との結婚)やソロレート婚(不妊または死亡した妻の姉妹との結婚)と双岐融合型の名称体系を関連づけた。…

【親族名称】より


[親族名称の社会学的解釈]
 モーガンの親族名称と婚姻に関する仮説は否定されたが,社会学的諸原理によって親族名称の多様性を説明しようとする試みは,社会人類学の中心的テーマの一つになってきた。マクレナンJohn F.McLennanは親族名称が社会的権利・義務にかかわらない単なる挨拶の体系だと主張したが,リバーズWilliam H.Riversは逆に,親族名称が社会学的諸条件によって厳密に規定されるとして,親族名称と社会学的諸原理との関連を重視した。サピアEdward Sapirはレビレート婚(兄弟の未亡人との結婚)やソロレート婚(不妊または死亡した妻の姉妹との結婚)と双岐融合型の名称体系を関連づけた。…

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