リボン(英語表記)ribbon

翻訳|ribbon

デジタル大辞泉 「リボン」の意味・読み・例文・類語

リボン(ribbon)

幅の細いひも状の織物。帽子・頭髪・衣服や贈答品などの装飾ほか手芸材料として用いる。
新体操で用いる手具の一。帯状布。→新体操
タイプライタープリンターなどの、インクをしみこませた印字用のテープインクリボン

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精選版 日本国語大辞典 「リボン」の意味・読み・例文・類語

リボン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] ribbon )
  2. 絹などで細長くテープ状に織った装飾用の布。髪飾りとしたり、帽子に巻いたり、贈答用の包装に用いたりする。
    1. [初出の実例]「まがれいとは〈略〉三つ打に編み、其髪の先をリボンと云ふ細長の小切にて結び」(出典:洋式婦人束髪法(1885)〈村野徳三郎編〉)
  3. タイプライターやプリンターなどの印字に用いる、インクをしみこませたり塗付したりしたテープ。

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改訂新版 世界大百科事典 「リボン」の意味・わかりやすい解説

リボン
ribbon

薄地の細い幅の織物で,おもに髪や帽子,衣服,履物などの装飾や商品の包装などにも用いられる。絹,サテンタフタビロードモアレレーヨンなど素材や織り方は種類が多い。リボンはすでに古代ギリシアで使われており,女性の小さくまとめた髪形に飾りとしていた。中世でも衣服の衿元や縁などに,装飾とその部分を他と区別するために縁どりとして用いられた。騎士身分をあらわすために首や肩からリボンをかけ,勲章を吊るした。リボンを織る機械がいつごろつくり出されたかは不明であるが,17世紀には普及していたとみられ,オランダでは1620年ごろ使用していたという。リボンが容易につくり出されるようになって,17世紀にはリボンがふんだんに使われた。男性のはくスカート状のラングラーブrhingraveと呼ばれる下衣には,いたるところにリボン飾りがつけられ,靴にもバラの形にしたリボンがつけられた。18世紀の女性のロココ・スタイルには装飾としてのリボンが欠かせなかった。帽子にさえも6ヤード(約5.5m)のリボンを使ったと記録されている。以来,リボン飾りは女性や子ども服の装飾には不可欠のものであったが,現代では衣服自体の装飾よりも帽子や髪飾,持ち物,履物などアクセサリーとして使われている。
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パソコンで困ったときに開く本 「リボン」の解説

リボン

オフィス2007から採用された操作インターフェースで、ウィンドウズ8でも採用されています。メニューとツールバーを組み合わせた外見で、機能別に分類されたボタン類の表示を作業内容に応じて切り替えて使います。⇨インターフェース、ツールバー

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

岩石学辞典 「リボン」の解説

リボン

岩石表面にのみ用いられる二次元の細い帯.例えばslate ribbonのように,鉱物あるいは岩石の表面にみられる平行な筋または細い帯の一つの組(set)をいう[Robert, et al. : 1983].

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「リボン」の解説

リボン

2007 Microsoft Office systemで採用された新しいインターフェイスで、タブ型のツールバー。従来のメニューとツールバーに代わるもので、目的別のボタンが配置されたパネル上のアイコンを使って操作する。

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