競技における順位決定方法の一つ。リーグ(連盟)を結成しているチームが総当りで試合し,勝敗数,勝ち点,あるいは勝率など,あらかじめ定められた方法で選手権を争う。日本の東京六大学野球やプロ野球,アメリカの大リーグ,ヨーロッパ各国のサッカーなど,スポーツ競技ではプロ,アマチュアを問わずさかんに用いられる。以上のような本来的意味に加えて,総当り戦によってグループ内の順位を決める場合も,リーグ戦という表現を用いる。例えば,競技会の参加者をいくつかのグループに分け,そのグループ内で総当り戦を行うのを予選リーグ戦といい,終了後に各グループの勝者だけが集まって決勝リーグ戦を実施するのが普通である。リーグ戦の特徴は全参加者が強弱を問わず,同じ試合数を消化する平等性にある。リーグ戦における全試合数は,参加チーム(選手)数をAとすると,A×(A-1)÷2で求められる。
→トーナメント
執筆者:石川 聡
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各種の競技連盟(協会)が、加盟のチームに対して一定の期日、期間を定めて、相互に同一の試合数で試合を行う形式をいう。対抗戦に対する。たとえば、東京六大学野球リーグでは、同連盟が六大学相互に総当りで2ないし3回戦(1勝1敗になった場合)のゲームが行われている。リーグ戦によって順位を決めるという試合形式は、勝率の算出が容易で、最近はサッカーのJリーグ、バレーボールのVリーグなど多くのプロ・全国レベルのリーグ戦も組まれている。プロ野球も代表的リーグ戦形式である。リーグ戦はどちらかといえばアメリカ式で、ヨーロッパでは対抗戦形式が多い。
[深川長郎]
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